Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

読書

布団の中から蜂起せよ: アナーカ・フェミニズムのための断章 | 高島 鈴

素晴らしい。本当に素晴らしい本に出会えた。間違いなく 2022 年の一番の読書である。 人生の 10 冊を選ばなければならないなら、僕はこの本をきっと入れるだろう。 アナーカ・フェミニストの高島鈴さんのエッセイ集、『布団の中から蜂起せよ』を読んだ。 布…

講談社学術文庫の棚差しがあんなに面白いとは知らなかった

昨日*1、本屋に立ち寄った。 なんとなく、講談社学術文庫の本が並んでいる棚の前に立った。なぜそうしたのかというと、『唯識の思想』という本をめくろうかなと思ったからだ(買いはしなかった。本の問題ではなく、僕のお財布事情で*2)。 唯識の思想 (講談…

ルッキズムと権力

読んでいる途中なのだけど、『権力に翻弄されないための 48 の法則』を読んでいる。 権力に翻弄されないための48の法則 上作者:ロバート・グリーンパンローリング株式会社Amazon 権力に翻弄されないための48の法則 下 (フェニックスシリーズ)作者:ロバート・…

1940年体制(増補版) | 野口 悠紀雄

1940年体制(増補版)作者:野口 悠紀雄東洋経済新報社Amazon この本は 1995 年に出版されたものであり、増補版の出版は 2010 年(リーマンショック後)である。日本の戦後経済、つまり朝鮮戦争特需、高度経済成長、オイルショックからバブル期に至るまで…

早く本を読むためには、たくさん本を読めばいい

自分が読んだ本を思い出してみると、案外たくさん読んでいるなと思う。 そういえばかつて持っている本の冊数を数えてみたことがあった。何冊あったのかもう覚えていないが、200 冊はあったと記憶している。 だいぶ売ったので今も 200 冊はないと思うけど、た…

数学は宇宙の共通言語なのか?

数学がどこに在るのか、という問いをよく考えていた時期がある。自分でも忘れかけていたが、大学時代に考えていたことのひとつだ。 よく宇宙人*1でも数学は理解できるはずだ、とか言われる。僕はこの主張には同意できなかった。なぜなら、僕がやっている数学…

Instagramのことを考えている

まさか Instagram を見るのが自分の中で習慣化するなんて思ってなくてびっくりした。

ハーモニー

一度は読んだはずなんだけど、内容が一切思い出せない小説というのがそこそこある。一度は見たはずなのに全く内容が思い出せない映画があるようなもので、それは決して珍しいことではない。 僕にとってそういうもののひとつに『ハーモニー』がある。 ハーモ…

叶わなかった願いと、新しい世界

それが例えば誰かの望みだとして。 それが例えば誰かの願いだとして。 それが叶ったんだとして。 兄の嫁と暮らしています。という漫画の8巻を読んだ。 兄の嫁と暮らしています。(8) (ヤングガンガンコミックス)作者:くずしろ 発売日: 2020/08/25メディア: コ…

Engineers in VOYAGEを読んだ

『Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち』を読んだ。 公式情報は、下記の直販サイトを読んでいただくとして。自分は雑に感想を書こうと思う。 Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち(紙書籍+電子書籍)www.l…

『君だけが光』を読んだ。 君だけが光作者: シギサワカヤ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2018/07/31メディア: コミックこの商品を含むブログを見る 世界は不思議に満ちている。例えば、自分の顔を自分でみることはできない。自分の身体の不調を、病気を自分…

休日ってなんだっけ。とりあえず本を読むか。

この休日は洗濯をしたあとはとりあえず本を買いに行った。そしたら大量に本を買ってしまった。ストレスによる衝動買いってこういうやつなのかなと思った(たぶん違う)。ちなみにだいたい2万円くらい使った*1。 しばらく本を読んでいなかった(読んでもあまり頭…

東京に来て一ヶ月経った

東京にきてだいたい一ヶ月くらい経った。ここのところ引っ越しや荷物整理、従事するプロジェクトの変更など色々と忙しく、最近は真面目に文章を書く時間も気力もなかったので更新が滞ってしまった。 引っ越しはなんとか終わり、この一週間で大量に出たゴミを…

銃皇無尽のファフニールが終わった

最近、小難しいことばかり書いていたので、軽い話でもしようとおもう。 銃皇無尽のファフニール15 アンリミテッド・シャイン (講談社ラノベ文庫)作者: ツカサ,梱枝りこ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/11/02メディア: 文庫この商品を含むブログを見る …

きっと世界は僕らが思っているよりも少しだけ優しくて、想像もつかないほどに残酷だ

相変わらず何の意味もないタイトル。久しぶりに本を読んだので本について書こうと思う。 ボクたちはみんな大人になれなかった ボクたちはみんな大人になれなかった作者: 燃え殻出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/06/30メディア: 単行本この商品を含むブロ…

きょうは会社休みます。が終わった

物語が始まった当初から応援し続け結末を迎えられるのは、読者も結構幸せなことだと思う。僕にとってそんな漫画であるところの、「きょうは会社休みます。」が終わったので少し記事を書くことにする。きょうは会社休みます。 13 (マーガレットコミックス)作…

孤独と数学

なんか大それたことを書くようなタイトルだが、そんなつもりは毛頭ない。 最近、Grothendieckの著作、『収穫と蒔いた種と 数学者の孤独な冒険』を買って読んでいる。といっても、まだプロムナードさえ読み終わっていない。 Grothendieck自身が、本書のことを…

ビートたけしが70歳なことに驚いた

たまには読書の話でも。せっかく本を読んだのだし。 ビートたけしのコラムを読んでみた。 テレビじゃ言えない (小学館新書)作者: ビートたけし出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 別に好きという…

それが君のためにならなかったとしても

どうも、515ひかるです。 今回試しにはてなブログProに登録してみました。今回は一ヶ月だけのお試し登録です。 登録してみた理由は、広告やキーワードリンクなどの読者負担を減らそうかと思ったからです。それが嫌ならばはてなのサービス使わなければいいと…

数学ガールを読んでいる

最近めっきり勉強する機会が減った。多少はしょうがないんじゃないかなと思いつつ、初めたばかりの仕事と慣れない一人暮らしを両立させ健康にストレス少なめに生きるためにはもう少し時間がかかりそうで、勉強する時間を減らして睡眠時間とかに充てるように…

僕が愛しただったか君を愛するだったかなんだったかよくしらんけどそういう話

真面目にタイトルを考えろよな。 最近読書の記事が増えているのは、漫然と読書をしているからというだけで他意はない。 今日は最近散歩して入った本屋でプッシュされていた本の話をしよう。あの本屋、品揃え悪いくせに店長の趣味なのかやたらSFのPOPが充実し…

『女王の百年密室』、またしてやられた。

とりあえずまず落ち着こうか。 僕は今から、『女王の百年密室』というタイトルのSFかつミステリィ*1の少し不思議な世界から戻ってきたばかりだ。だから僕は一旦落ち着いて考えないといけないし、これからこの記事を書くにあたり頭を冷やして冷静な目で世界を…

めっちゃ今更だけど『ひとりっ子』を読んだ

ずーっと読む読む詐欺してたね。 ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)作者:グレッグ イーガン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/12/01メディア: 文庫 やっと読んだよ。今日だけで「オラクル」と表題作「ひとりっ子」の両方を読んだんだけど、疲れたよ。学士(…

『貧困とセックス』を読んだ

『貧困とセックス』なるタイトルの本を読んだ。この本は中村淳彦氏と鈴木大介氏の対談を文章化したものである。もともと東洋経済ONLINEで一部が公開されていたので内容は一部知っていた。それを思い出して、この前本屋で本編を見つけて購入した次第だ。とり…

新書: 『文系の壁』を読んだ

今日はなんとなく実家から歩いて10分くらいで行ける本屋でなんとなく本を見ていた。もちろん大学の本屋や図書館も利用できるし、都市圏まで行けば大型書店はあるのだけれど、地元の本屋がなんやかんや一番落ち着くのだ。多すぎない本の数は棚さしされて眠っ…

漫画:お前は俺を殺す気か

今日は漫画の紹介をしようかなと。 出会い いつだったかなぁ、僕が今みたいに休学という形でもないのに講義にも行かず勉強もせずただ毎日のように何もしないをするためにカバンにパソコンだけ入れて出歩いてたあの頃*1だから、もう2年前になるのかなぁ。大学…

『そして二人だけになった』 -- 二人のニセモノの末路

読書録の付け方を変えることにしました。読んで気になった作品については 1 作ごとに感想を書いていくことにします。初回は、長編で不思議な香りのするお話、『そして二人だけになった』(森博嗣、新潮文庫)です。そして二人だけになった―Until Death Do Us P…

長い日

こんなこともあるんだな、って話をしたくなった。昨日から今日にかけて変な感じの過ごし方をしたので、たまには本当に日記っぽく書いてみようと思う。たまにはね。

既刊のWシリーズを読んだ雑感

今日は(も?)宣伝です。このブログでも何度も取り上げていると思うし説明は不要だと思いますが、森博嗣という作家がいて、その人の最新シリーズを読んでみたという話です。

Running pictures 伊藤計劃 映画時評集

あぁきっと、 僕はこの人のことを一生好きなんだろうなと思う瞬間がある。森博嗣氏の『すべてがFになる』(講談社文庫)の表紙に書いてある*1フレーズを観た瞬間にハマると確信したし、 村山由佳さんの『夜明けまで1マイル』を読んだ時も似たような感覚を覚え…