物語が始まった当初から応援し続け結末を迎えられるのは、読者も結構幸せなことだと思う。
僕にとってそんな漫画であるところの、「きょうは会社休みます。」が終わったので少し記事を書くことにする。
- 作者: 藤村真理
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/03/24
- メディア: コミック
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きっかけ
きっかけもなんとなく書いておこう。書きたいから書くのだ。
僕は古本屋でアルバイトをしていたことがある。おそらくいわゆる「あるある」だと思うのだが、古本屋には最新の漫画を買ってすぐに売りに来る人がいる。この「きょうは会社休みます。」の1巻もそんな風にして店員をしていた僕の前に現れた。たぶん1巻が発売して3日後くらいのことだと思う。まだドラマ化なぞ何も決まっていない時期に、裏のあらすじを見て僕は「あ、これ面白いわ」と思ったのをよく覚えている。
それ以来、新刊が発売するたびに買い続けていた。そして昨日最終巻を手に入れ、無事に読み終えた。
ありきたりさ
少女漫画の話を僕がするのもどうかと思うが、まぁ今日は気にせず買いていくことにしよう。
全体を通してこの漫画は些細なことで関係が危機に陥ったり、間違いを犯したり、失敗したり、そのたびに仲直りして絆を深めていくというありきたりな話なんだけど、そのありきたりさが良かった。
田之倉くんも朝尾さんも完璧すぎて男としては「すっごーい」って気持ちです。男がダメになっていく漫画も読んだことありますが、まぁアレだったので。この二人は少なくとも花笑さんの前では完全であり続けたのでいい。
まぁなんで読んでいたのかと考えてみると、ほのぼのしたいからで、全体的によく楽しめた。そして最初の巻から読んでいた漫画がドラマ化したりしたのは初めてだったので結構気分が良かった。ドラマ見てないけど。
こんな感じののほほんとした話をたまには摂取したい。