Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

2022-01-01から1年間の記事一覧

早く本を読むためには、たくさん本を読めばいい

自分が読んだ本を思い出してみると、案外たくさん読んでいるなと思う。 そういえばかつて持っている本の冊数を数えてみたことがあった。何冊あったのかもう覚えていないが、200 冊はあったと記憶している。 だいぶ売ったので今も 200 冊はないと思うけど、た…

自分のグロテスクさと向き合いたくない

人間とは多面的だなと思う。自分だけを見ていてもそう思う。 もちろん、綺麗な部分だけでない。しかし、わざわざ見せないので人は「こういうキャラ」になっている。このブログも綺麗なことばかり書いている。敢えてそう演出している自覚がある。 なるべく自…

数学史の面白さ発信したい欲

今更ながら COTEN ラジオを聴いている。 coten.co.jp これの数学史版が作れたらめちゃくちゃ面白そうだなと思っている。 数学史を語るのは結構難しい。例えばフェルマーの最終定理を語ろうとするとどうしてもフェルマーが余白が狭すぎるとかどうとか書いてた…

自分しか自分に厳しくできない

厳しく教えるのが難しい時代、自分で自分のことを教育しないといけない時代に入ってきた。自分は小、中、高となかなかそうは思えなかった。自分には厳しい先生がいた。今を生きているみんなには、それが大切なことと覚えておいていってほしい 言わずと知れた…

ソーシャルメディアと国家権力の違いってなんだ

各種ソーシャルメディアや YouTube など、米国の "プラットフォーム" と呼ばれている場では陰謀論などのコンテンツは強制的に削除され、日の目を見ることはない。 www.bbc.com ワクチンを代表とする医療情報に関する disinformation*1 なども検閲の対象だ。 …

イデオロギーが人を殺す

20 歳のときに連合赤軍の映画を見た*1。 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]坂井真紀Amazon 当時は意味がわからなかった。なぜ彼らは夢や理想を語りながら、総括という言葉のもと自分の仲間を拷問し、果ては虐殺したのか。 意味がわからないなりに当時…

大学入試までの勉強だけで生きている

だいたい勉強というのは大学入試でまじめにやったけど、それ以後まともに勉強したことなど一度もない。だから勉強という勉強は自分の中で大学入試のための勉強で完全に終わっていて、一度も再開していない。だから 10 年以上僕は勉強していないことになる。 …

本の読み方

最近は本を読んでいる。一時期は Web 記事を読むことにハマっていたが、このところは書籍を読んでいる。 書籍にもいろいろあって、Web 記事を 30 個くらい読むのと内容が対して変わらない本も存在する*1。もちろん良質なというか、これは書籍という体裁でな…

成否はだいたい始める前に決まっている

当たり前だが、何事も前工程が大事である。 ソフトウェア開発の世界では V 字モデルというやつがよく出てくる。 図の通り開発プロセスを V 字で表している。左上から右下にくだり、さらに右上へとのぼっていくのがソフトウェア開発のプロセスだ。 図の矢印の…

季節の変わり目、変わらない日々、変わった環境

めちゃくちゃ生活に密着した話をすると、いま僕が住んでいるマンションが工事している。 足場が組み立てられて、作業員の方がほぼ毎日入れ替わり立ち替わり何かの作業をしている。黒い幕のようなもので建物全体が囲われている。そこに住む僕としては陽の光が…

大事なことほど論理的に説明できない

大事なことは論理的に説明できないのでは、と思っている。 自分が「あ、これ大事だわ」と思った時に、なぜそれが大事だと思うのかを突き詰めて考えることがたまにある。仕事だとたいてい論理的に説明ができる。しかし人生とか、自分の行動とかを振り返ると毎…

頑張らない

頑張らないようにしている。 頑張ったらなんとかなるのだとしても、頑張らないほうがいい。頑張らないとどうにもできないことにはどうせ持続性がないし、そこには非道徳、非倫理的な行いの温床になる。だから頑張らない環境、頑張らせない仕組みが重要だ。 …

欲求を持つ才能

このブログはなぜか 8 年くらい続いている。 なぜ続いているのか、書いている本人ももはやよくわからない。 誰にも頼まれていないし、ほぼ誰からも承認されたこともない。コメントがくることはないし、本当に人間が読んでいるのかも不明だ。 ちなみに感想が…

雑談の神話

ソフトウェアエンジニアをやっていて、いわゆるフルリモートという働き方をしている。 フルリモートの働き方でよく言われることに、雑談がないとか交流が希薄になるとかいうことがある。交流がないと仕事しにくいという意見がある。 そうかもしれない。が、…

情報量の調整ができるコンテンツを消費しているのかもしれない

雑なタイトル。 最近、超相対性理論というポッドキャストを聞いている。散歩中、というかただ歩くことが目的化している時間にワイヤレスヘッドホンをつけてノイキャンして聞いてる。 直近で公開している「国語力ってなんだろう」という問いがまずとても面白…

数学は宇宙の共通言語なのか?

数学がどこに在るのか、という問いをよく考えていた時期がある。自分でも忘れかけていたが、大学時代に考えていたことのひとつだ。 よく宇宙人*1でも数学は理解できるはずだ、とか言われる。僕はこの主張には同意できなかった。なぜなら、僕がやっている数学…

朝日新聞ポッドキャストの対面イベント、PODCAST MEETING 2022 に参加しました

9/23 (金)に朝日新聞本社で行われた PODCAST MEETING 2022 に参加しました。 note.com イベント概要 すごく簡単に終日の催しものをかくと、 新聞社で音声事業を手掛ける人の座談会 朝日新聞ポッドキャスト製作陣との交流会 ゲイと女の 5 点ラジオパーソナ…

すべてはリズム

すべてはリズムなのでは、と思っている。 またこの書き出しで始めてしまった。もうこれを定番化してやろうか。 仕事柄プログラミングというものをする。プログラミングじゃなくてもいいのだけど、とりあえずプログラミングを題材にする。 で、プログラムとい…

チーム運営の変更をソフトウェアのバージョンアップに例える

チームをソフトウェアのように扱った方がいいのでは、ということを考えている。 最近なんかこのタイプの書き出しが多いな。ご容赦ください。 人間の適応力を過信しない 互換性を意識したチームの変更 パッチアップデート マイナーアップデート 情報のプル 時…

誤解されるべきなのではないか

最近、発信をするときは誤解された方がいいのではということを考えている。 経験上、相手に自分の言っていることが伝わったと感じたことはない。このブログにある記事も「なんでそういうリアクションになるんだろう?」という感想をたまに見かける。いや、そ…

「生き様」を感じるドキュメンタリー ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision

ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision なる番組を聞いている。Spotify 独占配信のポッドキャスト番組だ。 open.spotify.com 「飯、見せてもらえませんか?」の一言を刀の如く携えて、世界中のギャング、マフィア、少年兵、カルト教信者などの日常…

経験を重視するべきかもなぁ

学歴中心の履歴書から経験中心の履歴書へ、という画像だけをやたらと目にする。 賛同する気もないけど、そんなに批判する気もない。そう思う人もいるだろうなと思うし、その人にとっては本当にそれが名案のように感じるんだろう。それは理解できる。 そして…

サービスありすぎる問題

最近というか結構わりと長いことずっと Notion が流行っている。 Notion は個人的にはあんまり好きじゃなくて、The all-in-one workspace の名には恥じないものになっているとは思うんだけど、そもそも all-in-one という世界観があんまり好きじゃない。 ひ…

アベノミクスが変えた10年を振り返る

第 2 次安倍政権は 7 年と 8 ヵ月続いた。振り返ってみると、僕は 20 代のほとんどを安倍政権下の日本で過ごしたことになる。 19 歳 の終わりから 27 歳 ちょっとまでの間、僕が大学生として、会社員として過ごしてきたこの長い長い時間を、安定政権に支えて…

ポッドキャストをやっています - その他近況やアナログについて

すっかり季節変わり、梅雨も明けたのか明けてないのか、ひとまずとても暑い日々をぼんやりと過ごしているこの頃。みなさんいかがお過ごしでしょうか。 僕ですか、いつも通りです。 515ひかるです。お久しぶりです。 このブログの更新再開は「転職した」か「…