今年はこのブログは月1くらいで更新すればいいかなと思っている。
更新をしない、というのもなんか違うなと思っているので更新自体はしようと思うが、あんまりペースを上げない程度に書こうかなと思う。
ちなみに直近はnoteにいろいろと書いている。そちらもよろしく。
まえおきはこんなところで。いつもの最近考えていることシリーズ。
行動にフォーカスを当てる
自分は問いを「XXとは何か」という風に設定するクセがある。アジャイル開発とは何か、良い人間とは何か、幸福とは何かなどについて考えて生きている。
しかし最近、そもそもこの問題設定は必要なのだが十分ではないのではないかと感じた。例えばアジャイル開発なら、「アジャイルな状態に辿り着くために自分はどのように振る舞うべきか」というように自分ができる行動にフォーカスを当てる視点も大事なのではないかと思う。
なんでそんなことを突如言い出したのかというと、『7つの習慣』という本を読んだからである。記録によれば、12/26に読み終えていたそうだ。
『7つの習慣』という本はなんかタイトルがよくないなと思う*1。実際、日本人が習慣という言葉から連想するような、例えば朝早く起きて運動すると体に良いみたいなことが書いてある本では全くない。
7つの習慣は「結果を出すために努力する」という思考プロセスから「良い人生を歩むために努力する」ために身につけるべき思考の習慣の本だ。具体例を挙げると、第一の習慣は「主体的である」なのだが、それは自分の人生を自分の意思で選択しているのであるという意識を持ってものごとを考えるという話だ。これは習慣というより思考様式とかパラダイムの話をしているように僕には感じられる。
ともあれ、7つの習慣では平たくいうと良い人間になるための思考様式や行動が書かれている。
この「良い人間になるためにはどう思考・行動すればよいか」という問題設定が自分にとっては新しくて、そもそも自分は「良い人間とは何か」で思考が止まっていた。7つの習慣の場合は「自分が」という主語がつくが、ここで「他人を良い人間にするためには〜」にするとそれはまたそれで異なる問題設定である。
しかしいずれも、実際に職場で登場する問題である。自分が主体的にならなければ解決し得ない問題もあるし、他人を主体的にすることで初めて解決できる問題もある。
「アジャイル開発を実践するために」という問題提起でも、「幸福になるために」という問題提起でもたぶん同じようなことが起こる。それが何かという理想形が仮にわかったとしても、その理想に辿り着くための思考・行動をしなければならない。
思考・行動まで掘り下げなければならないなということがわかった2024年冬。
RSGT2024いってきた
詳細はこちらへ。ここでは深く触れません。
人間は変われるのか
人間は変われるのか、という問いを深掘りしたことがなかったなと思う。
僕は自分自身が変わってきたと思っているし、実際に客観的に見ても変わっていると思う。しかし、自分に対しても他人に対してもあまり楽観的に人間は変われると思っていない。
信仰的な意味で「人間は変われる」と信じているし、だからこそ小学校などの義務教育は必要だと思っているわけだけど、現実問題としては個人が大きく変化するには時間がかかると思う。
例えば、何十年と積み重ねてきた価値観を数ヶ月とかで破壊するなんてことはさすがに無理でしょうと思っている。Unlearnとか言うと今風で聞こえはいいけど、やろうと思ってできるなら苦労しないでしょというタイプの概念だと思う。
じゃあどういう部分なら変われて、どういう部分は変わらないのか。その辺の言語化や体系的な学術は何かあるのだろうかと素朴に疑問に思った。
このタイプの記事はどう終わればいいかわからないけど、たしかいつも脈絡なく終わっていたと思う。ということで今回も終わり。また来月。
*1:このブログで筆者が本のタイトルをけなすのは日常であるが、筆者は本作りについては完全に無知であるためタイトルをつけている人々がもし読んでいたとしても全く気にしないで欲しい。