月も濁る東京の夜。
今週はなんだか疲れた。
8 月の中旬、世間は夏季休暇だと思うけどあまりなにも考えずに仕事をしている。リモートだというのも手伝ってあまり世間は夏季休暇という感じもしない。コンビニが空いているなぁと思うけど、それくらいしか普段と違いを感じない。
電車にも乗ってないし、当然か。
そういえば以前からあまりお盆に休みたいという感覚がない。家族ができたりしたら、僕も盆休みには実家に帰るみたいなことをするんだろうかとたまに考える。
そんな未来が本当にあるのかわからないけれど。
リーダーってどうあるべきなんだろうということを考えている。
急になに。
これを読んで、あぁ確かにと思った。自分の仕事を自分で定義するとか、自分が出す価値を自分で定義するとか。身に覚えがあるとまでは言わないけど、もうこの一歩手前までにはきている気がする。
自分の仕事は誰かから降ってくるものじゃなくて、自分が決めて、自分がこなすことが自分の仕事だということになりつつある。
例えば会議をするときも会議のテーマやストーリーは自分が考える。前まではそれはだれかの仕事で、僕はそのストーリーに脇から文句言っているいけすかないガキだった。しかしいざ自分が会議を"創る"となると本当に難しい。
いやほんと、かつて僕と仕事してくださった方々申し訳ございません。大変な無礼をいたしました。ここに謝罪します。
反省は(必要だけど)さておき。
じゃあ今の自分にかかっている期待ってなんだろうと考える。
この前書いたんだけど、僕はいまヒラ社員でも管理職でもない微妙なトコロにいる。
大きなチームではないけどひとつのゴールに向かって突き進む必要があるし、そのプロジェクトでやることやらないことを決めているのは僕だったりする。
言うまでもなく、このプロジェクトの完遂がいまの自分の直近でかかっている期待だろう。
そんなことを考えると、なんだかもう若くないんだなと思った。色んな意味で。まだ 4, 5 年しか働いていない若造のつもりだったんだけど、さすがに若造はもう通じなさそうだ。
とはいえ、いつまでも気楽にヒラ社員やっているわけにもいかないし、気合い入れてやっていくしかない。
この間「映画大好きポンポさん」を見たって記事を書いて、この記事を思い出した。
自分は結局何者にもなれなかったし、それでいいと思っている。僕がいまからなにをしても、結局何かが変わることもなければ何者になれるわけでもない。
ポンポさんでは、映画を作るか、死ぬかどちらかしかないという台詞がある。そして覚悟を決めて立ち向かって行く。
そこまで思い詰めちゃいないけど、僕も、今の位置からもうひとつ這い上がるか、死ぬかのどちらかしかないんだろうなと思う。何者かになるためでも、天才である自分を表明するためでもなく。僕が僕であるために、かな。