同棲
同棲を始めた。
といっても本当に始まったばかりで、まだ特段なにか言いたいことがない。
向こうは実家が近い。それもあってあまり生活が劇的に変わるということもないのではないかという気がしている。
もちろん、両親がいる代わりに僕がいるのはそれはそれで大きな変化だと思うが。
結婚について
最近結婚について疑問に思っていることがある。わりとどの社会にも結婚という概念があることだ。
政略結婚が当たり前だった古代や中世のヨーロッパでは、結婚というのは家と家をつなぐ手段だった。
しかし、その家と家をつなぐ手段として結婚が適用できるということ。しかもそれが政治の道具にまでされているということ。
ここから素人が推測するに、それよりずっと前から人間社会には結婚なる概念があったということになる。
(主に)異性のパートナーと長期的に生活をともにするのは、我々の動物としての習性であると思う。
そこに社会の規制とか法制度とかを介在させているのが「当たり前」だ。これがとても面白い。
それに、なぜ長期的なリレーションシップじゃないといけないのかよくわからない。
一夫一妻制ではない文化圏もある。しかしそのような地域でも関係性は長期的だ(少なくとも3年とかではない)。
人間の子供の成長が遅いというのは確かにそうだ。かといってパートナーが長期間同一である必要もない(実際に再婚という手段を社会は認めている)。まして、血縁者が育てないといけないわけでもない。
見ず知らずの他人と長期的なリレーションシップを作り、子を産み育てている人類。そしてなぜそうしているのかもよくわからないし、そうする必要性も全くないと考えながら僕もそうしている。そのような事実がめちゃくちゃ面白い。