Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

別れの数ばかり増えていく

前にも書いたけどこの頃新たな出会いというものがない。

blog.515hikaru.net

そのくせ別れの数は増えていく。いつでもどこでも繋がれる時代ではあるはずなんだけど、現実問題人間はそんなにいろんな人に常に注意を払い続けているわけでもない。ちょっとしたきっかけで人は別れるものだ。

そんな別れの数がどんどん増えていく。出会いの数はほぼゼロなのにね。

だからといってどうすることもできない。その人にはその人の事情があるし、僕には僕の事情がある。パンデミックが起きたのも誰かのせいではない。

そう言い聞かせても口をついてでるのはため息だ。

春は出会いと別れの季節などという。でも今年は別れの季節でしかないように既に感じている。

僕は昔、春が好きだった。僕は 4 月生まれだったというのもあるだろう。新しいことの始まりを想起させる春が好きだった。桜が好きだった。暖かな気候が好きだった。

なんでだろう。今はもう、何もかも好きじゃない。誕生日なんてなんの意味もなさなくなったし、新しいことが始まるのに季節なんて関係なくなった。桜はきれいすぎてもう見ていられないし、最近は寒い方が好きだ。きれいさっぱり、春の魅力を忘れてしまった。

ありがとうとさようならばっかり繰り返して今日が終わる。今月も、きっと来月もそうやって終わっていく。この春もたぶんこのまま終わっていく。

ありがとう、さようなら。

来年ははじめましてをもっと言えているといい。