RevCommで働き始めて3年とちょっと経ちました。2020年5月に入社したので、今月から4年目です。
この記事はいわゆる在職エントリーです。
RevCommの近況
僕の近況を書く前に、僕が所属しているRevCommの近況を簡単に書いておきます。
Forbes AI 50 に選ばれた
何が起きたかと言うと、ひとことで言えば下記のサイトに弊社の名前が載っています。
僕の言葉で説明すると語弊があるかもしれないのでここは会社のプレスリリースから引用します。
「Forbes AI 50」について
「Forbes AI 50」はForbesがSequoia CapitalおよびMeritech Capitalと協力してAIを活用してビジネスを展開する最も有望な未上場企業を表彰するもので、2023年版は5回目となります。事業の中核にAI開発を据える企業の詳細情報(技術・ビジネスモデル・顧客・資金調達・収益状況など)に基づき、ランク付けを行っています。民間のスタートアップ企業を対象としており、2023年に初めて北米以外のグローバル企業も対象となりました。
2023年の「Forbes AI 50」には、OpenAI、Hugging Face、Scale AI、AlphaSense、Vectra AI、Databricksといった、現在のAIブーム到来以前からAIを活用した事業に取り組んできた名だたる企業をはじめ、Adept、Anthropic、Cohere、Midjourney、Surge AIといった新しい企業も選出されています。レブコムはアジア企業で唯一、初めて選出されました。
RevCommのプレスリリースより引用: https://www.revcomm.co.jp/pressrelease/20230414/
ということです。
朝起きて知って本当にびっくりしました。というのもたまたま僕がよく聞いているRepeat RhymeというポッドキャストでSequoia Capitalの話を聞いた直後だったのもあり。「え?あのVCが?うちを??」と素でぼやいていました。
背筋が伸びる思いなのでこれからも頑張ります。
エンジニア組織拡大・外国籍・英語話者のエンジニアも増加中
こっからは少し組織の中の話。RevCommではエンジニア組織をずっと拡大させてきたのですが、最近は外国籍の方も採用しています。
てなわけで、先日書いた英語の勉強をしている話になるわけでした。
小島の近況
英語でコードレビュー
僕は全然英語喋れないんですが*1、それなりに受験勉強を頑張った自負があるのでツールを駆使すれば少しは英語は書けます。
もちろん文法エラーもニュアンスの間違いとか変な表現もいっぱいあるとは思いますが、DeepLが自分の意図通りの日本語にしてくれる程度の英語にはなんとかできます。
で、最近頭を使うのがコードレビュー。
日本語でもそうだけど、いかにNoを言わないコミュニケーションをするかが重要であると思っています。それは英語でも一緒*2。だから「それはしないでこうしてほしい」と言わずに「それの代わりにこうしてみるのはどうでしょうか?」と言いたい。
で、雰囲気で Could you hogehoge instead of fugafuga? みたいな文章をいっぱい書いている。レビュイーの方が優秀なので僕が雰囲気で書いた英語を読んでいるのかいないのか、でも次のコミットや返信では僕が期待していた内容が返ってくるのですごい。
相手の優秀さに助けられています。
そのほか業務
最近の仕事だと、なんの結果も出せてないなというのが正直なところで、真面目にビジネスパーソンとしては反省したほうがいいかもしれない。
特に思っているのが、自分は仕組み化に対する意識がとても低いなということ。それを共和政ローマの歴史を勉強していて思ったところ。
ローマ人はすごくて、何がすごいかというと色々なことを「マニュアル化」する。例えは、軍が野営するときに何から始めてどの役割の人がなんの仕事をするかが徹底的にマニュアル化されていたりします。誰と同じ釜の飯を食うのかまでマニュアルで決まってる。
政治のシステムも(少なくとも建前上は)法を遵守することが重要視されているし、戦争での指揮官も基本的な戦闘態勢はやはりマニュアル化されていて、戦略を無から立てるのではなくどこにどのリソースを配分するかに再注力して決められるようになっています。
で、これ現代だとなんだろうなって考えたところ、コンビニの店員のマニュアル化じゃないかと。あれめっちゃすげぇんだなってことがわかってきました。やっと。齢30にして。
ビジネスというのは現代における(人の死なない)戦争なわけで、コンビニっていうのは正直言うと人海戦術の最たるものだと思うわけです。しかし、外国からきて日本語もまだうまく話せない店員さんとかでも、業務を円滑に進められ、品質がなるべく上下しないように徹底的にマニュアル化する。
めっっっちゃすごない?ローマ人もコンビニも。
なんか思うのは必要な独創性って常に2%(謎の単位)しかないんじゃないかと思うにいたりました。98%は前例踏襲でよくて、その2%を改変することでいかに意義のある改革をするかにかかっているんじゃないかっていう実例をローマの歴史を勉強しながらまざまざと見せつけられている感じがします。
話がだいぶ逸れましたが、何が言いたいかと言うともっと仕組み化・マニュアル化を徹底したいですね。スタートアップなのでコンビニの店員レベルのマニュアル化はできないしするべきでもないと思います。しかし、いかに人が独創性を発揮せずとも働けるようにできるかっていう視点がこの半年くらいの自分には、というか今までの人生で一回も心から思ったことはなかったなと感じました。
小島個人の近況
勉強
ほうぼうで書いていますが、最近はいろいろと勉強しています。
英語、ローマ、資本主義とかいろいろ、アリストテレス、論語とかとか。勉強っていうのを久々にしていますが面白いですね。
英語の勉強
特に言語の勉強は他人がいないと勉強にならないということがよくわかりました。フィードバックがひとつもないと勉強できないし、SpeakingやWritingはフィードバックがないと全くできるようにならないですね。
プログラミングというやつは珍しいもので、フィードバックはコンパイラやエラーメッセージなどがしてくれるので他人がいなくても学習ができるところがあります。
でも間違った英語を喋っていても、ひとりで喋っている限り誰も何も指摘してくれないし教えてくれない。フィードバックする誰かやなにかがないとどうしようもないんだなということが嫌と言うほどわかりました。当たり前だけど。
そういえばAIにフィードバックさせる英語学習アプリとかありますね。使ったことないですが、あぁいうものが必要な理由はとてもよくわかりました。
言語の勉強の理由には仕事で使うからと言うのもあるし、言語の勉強の仕方を勉強したいなというのもあってもろもろ本を読んだりもしています。プログラミングとか、数学とかは学生時代に少しは勉強したので、ある程度「わかる」とはなにかがわかっているんですが、言語については正直いまだに「わかる」とはなにかがよくわかっていません。
そのほか
あとは箇条書きで。
- コナンの映画見てきた。今年の映画は面白かった
- 論語読みながら「孔子めっちゃいいこと言うなぁ〜」と思うけど、孔子が言っていることの真逆をやんないといけないことがよくある
- 最近、市場経済で評価される意義を見出せなくなってきた
- ゴールデンウィークはローマ人の物語を読んでいたら終わったんだけど、ユリウス・カエサルが長すぎてまだ読み終わらない
- カエサルの人生ボリュームありすぎ
- でもめっちゃリーダーシップの学びがある
終わりに
はい。3回目の在職エントリは以上です。
目に見える活動だと、テックブログの運営はまだ続けていたりするので応援よろしくお願いします。
弊社に興味を持ったよ、という方がもしいたら上のブログやRevCommとかMiiTelで検索したり、もっと聞きたいとかあれば小島に連絡くださればつなぎます。そういう連絡であれば、LinkedInがたぶん一番反応できますが、TwitterでもInstagramでも一応大丈夫です。
以下のサイトから好きな連絡先にお願いします。
というわけで、今年もよろしくお願いします。よい1年にしましょう。