久々に、これは結構衝撃だなと思う記事を読んだ。ちなみに今までWSJを購読したことはなかったんだけど、Instagramで流れてきたこの記事を読みたくてお金を払った。
こりゃひどい。
LGBT関連のコンテンツを見ている人をクラスターにわけて、ダッシュボードで見られるようにしていたらしい。しかも、そのクラスターに属する人が誰なのかをIDレベルで特定できたとか。そんなものが多くの従業員が見られるようになっていたらしい。
一応、現在は状況は異なり、アクセスが制限されていたりとかそもそもそのダッシュボードの管轄が変わったとかなんとかという状況らしい。詳しくは忘れた(読み直すのが面倒、上の記事に書いてある)。
もちろん、LGBT関連のコンテンツを見ているからと言ってその人が性的マイノリティなわけではない、というのは確かにそうではある。たしかにそうではあるが、とはいえこのダッシュボードの存在自体がなかなか恐ろしいなと思った。
僕は男性で異性愛者なのでこのように思うのだが、たとえばアダルトビデオを配信しているような会社がこのようなダッシュボードを作ったら、と想像すると結構背筋が凍る思いである。
たとえば巨乳好きクラスターってのがあって、そのクラスターはどういう作品を見ていて、そのクラスターは誰がいて、みたいな情報をダッシュボード化していて、しかもクラスターに属する各々のアカウントのIDまでわかる状態にしてあって、社員全員がアクセス可能です、とかだったらなかなかな状況だなと思う。
あくまでももののたとえで、TikTokとアダルトビデオ配信サイトは状況はだいぶ異なるのでこの比較が意味があるかと言うと別にない。しかし性的指向について情報を収集することがどれだけセンシティブなことなのかというのをちょっと考えたらなかなか怖い話。
しかしTikTokはこういうことをやったから今の地位に立ったんじゃないかという気もする。とうとうTikTokはアメリカの人口の半分くらい(1億5千万人くらい)がユーザーになったらしい。
なんだかなあと思っている。思っているだけ。