Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

転職して1ヶ月たった

はじめに

どうもこんばんは、 515 ひかるです。もう 5 月も終わりですね。はやいものです。

表題のとおり、前に転職してからもっと時間が経ったら記事を書きたいなと思っていたので、書きます。

blog.515hikaru.net

とはいえ会社の内情とかは書かないので(許可もらってないし)、単純に自分が感じていることを書きます。

ざっくり次のようなコンテンツです。

  • 業務委託から社員になって
  • フルリモートワーク
  • サービス提供者としての自覚
  • これからは、そしてこれからも

業務委託から社員になって

実は 5 月に入社する前からお手伝いとして働いていました。その会社に入社することにしました。正直なところ身分が変わって何かが変わるのだろうかくらいに思っていました。ですが、この 1 ヶ月を振り返ってみるとだいぶ変わったように感じます。

今まではあくまでも外の人として見ていました。自分のコード、自分のコミュニケーション、自分の仕事に対して責任はしっかり持ちます。サービスへの感情だとか、他の社員への気遣いだとか、ある意味排した状態で仕事をします(そういう身分であり、そういう契約なので)。しかし契約が変わるともっと周りが見えるようになり、周りに対してアクションができるように変わりました(単に Invite されている Slack のチャネルが増えただけ、という話かもしれませんが)。

それに応じて自分の気持ちが変わってきたと思います。もっといいサービスにしよう、誰かが楽になるような仕事をしよう、という気持ちで今は働いています。

フルリモートワーク

会社としてどうこうというよりもまず、自分が変わったかなという気がします。もうあまりリモートワークであることが特別であると感じなくなりました。必要ならテレカンをするし、必要なら勉強会もオンラインでやるし。定例会議もオンラインだし。家で昼飯に困るくらい。

自分はわからないことをわからないというのが苦手なので無駄に苦労しているかもしれないのですが、それは仮に対面で会っていてもあまり変わらないんじゃないかと思います。

一方で、自分がわからないので困ることは少なくても、人がどれくらいわかっていないのかがわからなくて困ることは往々にしてあります。今のところ、僕のほうがわかっていないことほうが基本的には多いです。これはスキルの差とかじゃなくて経験値の差、考えてきた、観察してきた絶対的な量の差だと思っています*1。しかしプログラミングスキルだとか、バックエンドエンジニアとしてのいろいろだとか、CI/CD だとか、Docker などのコンテナ技術だとか、会社に依存しないコンポーネントはその人の興味だとか趣味趣向だとかで技量が全く異なったりします。

周りの人の興味関心、趣味趣向の微妙な温度感がわからず、素直に答えればいいのに変に難しく考えてしまったりします。やっぱりコミュニケーションが足りないんだろうなとは思いつつも、同じ場所にいれば会話をするかというとそうでもないように思うので、出社すれば解決するという問題でもないような気もします*2

とはいえもっとコミュニケーションをとりたい、お互いのことを知りたい、という感触があります。ただ、正直なところただの自己満足のようにも思えますし、根拠もないので、合理的な話ではありません。

サービス提供者としての自覚

前のエントリでもちらっと書きましたが、B2B の Web サービスを提供する会社に所属しています*3

サービス開発に参加するのは人生初ではないのですが、このサービスが動かないと xx 社さんの業務が止まるという状況は実は初めてです。その部分についてはまだ覚悟が甘いというか、気持ちが追いついていない内容な気がします(別に何かインシデントを起こしたわけではないのですが)。

開発の現場というのは、誤解を恐れずに言うとどこか牧歌的です。別に殴り込んでくる人もいませんし*4、メールが DDoS 攻撃かのごとくひっきりなしにくるなんてこともありません。ぼーっとしていると、自分の手が止まっていても大丈夫なような気さえしてきてしまいます。でも実はそうした色々を引き受けてくださっている人たちがいるわけです。開発だけではサービスは成り立たないし、我々がある意味牧歌的に開発に専念できているのは開発以外の諸々を引き受けてくださっている人たちのおかげです。

もちろん、開発チームが要らないという話ではありません。我々にも顧客からの期待に答える責務、よりよいサービスへ日々改善していく義務があります。持ちつ持たれつです。

とはいえ自分はサービスの開発者としてまだまだ甘えている感じがします。これはプログラミングとかそういう話ではなく、起きている物事を自分事として捉え切れていないように感じています。組織に馴染むのか、業務に慣れるのか、わかりませんが、もう少し時間がかかるでしょう(一朝一夕で身に付くものではないので)。

もし 2 ヶ月後も同じこと言ってたら、誰かぶん殴りにきてください。

これからは、そしてこれからも

  • より積極的に仕事を取りにいこう
  • 自分の知らないこと、想像しきれないことほど、敬意を持ってコミュニケーションしよう
  • 大きな問題を小さくしていこう
  • 周りに壁を作らないように心がけよう*5

終わりに

というわけで、新しい仕事を始めて 1 ヶ月経った感想です。問題山積ですが、それなりに楽しく過ごせています。まだまだやるべきこと、やりたいことがあるので、それができるまで、目的を見失わないで生きていけるのではないでしょうか。

あんまり技術の側面の話はしませんでしたが、かなり AWS のサービスを利用しているのでその辺のキャッチアップに苦労しています。あとフロントエンドがナニモワカラナイのですが、それは他の人がたぶん僕よりは詳しいのでそんなに不安に思っていません。とはいえある程度書けないと何を議論しているのかもワカラナイみたいな感じになりそうなので油断はできませんが。

この調子で勝手に自分の幅が広がっていくといいなと、調子のいいことを書いて今日は終わりにします。

注意 Amazon へのリンクはアフィリエイトリンクです。

*1:もちろん、スキルの差の部分もありますがそこは大部分ではないと思っていますし、その差を埋める努力は粛々とやる所存です。

*2:今まではある種出社すればそれだけで何かが解決するという幻想に囚われていたのだと、このところ初めて自覚しました。一方で、言語化できていませんが、対面によるコミュニケーションのほうが優れている部分あるとも感じています。

*3:これだけだとなんの会社なのか全くわからないと思いますが、意図してそう書いています。

*4:今は物理的にそもそも開発者が集まっていませんが。

*5:これがまぁ難しい。あまり話しかけられない人間なのはプログラマとしてとかそういう問題ではない気もする。