Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

青き日々

人事面談がオンラインであることに違和感がないことに、急に違和感を覚えた。そして、そういえば半年前に評価面談でオフィスに行ったことを、なんの感慨もなく思い出した。

ひどく昔のことのように思えるが、あれからまだ半年しか経ってない。なのに人間はこうも変わってしまうのか。

改めて、儚いものだと思う。

何かを大切にしていたはずの自分が、いつの間にかいなくなってしまう――それがどうしようもなく怖かった。大切なものや大切なひとそれ自体もさることながら、自分を失うことがどうしようもなく怖かった。

変わりゆく自分を見たくなくて、ただひたすらに現実から目を逸らしていた日々。

時の流れで変わってしまうなら、時間なんて止まってしまえばいいと本気で思っていた。

そんな時期があった。

いつしかそんなことがあったことさえも忘れてしまっていた。思い出しても「青いなぁ」としか思えない。

それが成長なのか退化なのか、敏感になったのか鈍感になったのか、よくわからない。ただ僕はかつて何を思っていたとしても結局変わってしまったのだし、今更その「青い」自分に戻ろうとも、戻りたいとも思わない。

ただ、痛みも、苦しみも、怒りも、憎しみも生々しく感じていた過去の自分もどこかへ消えて。どこか今の自分は不完全なもののように思えてならない。

それが年を取る、あるいは老いるということなら、そういうことなのかもしれない。