Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

Judge Eyes   死神の遺言 クリア後感想

ホコリかぶる前に終わらせよう、2018年が終わる前に終わらせよう、ということでメインストーリーをクリアしてきました。クリアしたのは大晦日だけど感想は年が明けてから書いています。

JUDGE EYES (ジャッジ アイズ) :死神の遺言 - PS4

JUDGE EYES (ジャッジ アイズ) :死神の遺言 - PS4

思っていたよりもスリリングだった。「龍が如く」だとやっぱりどうしても(多少選択肢はあれど)バトルして強いやつ倒せば万事解決みたいな部分があった。しかし今回は裏社会の話ではない(裏社会も絡むけど)し、こちらも正義で相手も正義ときた。
結末を知った後の身としては、正直なんだかあっけない。だけどこの結末を予期はできなかったし、わたしも気持ちよく騙されたといえばそう。リーガル・サスペンスと言っているけれど、本当に小説のミステリーを読み終えたときの気分に近い。
あぁいいゲームだった。久々にゲームをクリアしたのでそう思った。

あらすじ

このゲームには構成要素が非常に多い。まず主人公八神隆行を演じるのはご存知元SMAPのキムタク。主題歌は[ALEXANDROS]で、龍が如くスタジオが放つ、舞台が神室町のリーガル・サスペンス・アクション。この数行だけ読むとキャスティングに力入れすぎて物語が追いついてこなかったしょうもない映画みたいになりそうな文面。
さらに詰め込む。主人公は元弁護士の探偵、出自は神室町のゴロツキ。3年前に刑事事件で無罪判決を勝ち取ったが、判決の1ヶ月後に無罪にした被告が放火殺人事件を起こし弁護士として失脚。神室町で探偵をやっている。そんな折、神室町でヤクザの連続殺人事件が起き、八神もひょんなことから巻き込まれていく。ところが、実はその事件を紐解いていくと3年前の事件と、その背後の陰謀が見え隠れする。

とあらすじを説明するのも面倒な重厚感。

筆者の期待感

ドラマHEROで検事をやっていたキムタクに見覚えのある筆者からすれば、キムタクが法廷に立つ時点でストーリーに対するハードルはかなり上がっている。少なくとも、逆転裁判と龍が如くを混ぜてつまんないものができあがった、という展開を一番避けたい、だけどそうなりそう。そんなことを思っていた。
まぁ、結論から言うと杞憂だった。単なる主人公がイケメンの龍が如くではなく、きちんと龍が如くのよい部分、探偵や弁護士ならではの要素、リーガル・サスペンスの緊張感と併せたひとつの作品になっていた。

ストーリーについて

いやこんな都合のいいことあるか?という気持ちになりながら進めたけど、最終的にはそんな都合のいいことがあったらしい。みたいな気持ちになった。だいたい事件の全体像が見えるのがわりと早い段階で訪れたので意外に思ったのかもしれない。

SEGAさんはストーリーについてはあまりおおっぴらにして欲しくなさそうなので詳しくは書かないけれど、殴って倒せば解決する相手ではないのは確かでした。相手も、事件の内容も。もう少し法廷という舞台をうまく使えないのかなとは少し思ったけど、現実に即すと法廷とかいうやつは時間かかって事務手続きばかりで、ゲームとしては全く映えないから仕方ないね。

もちろん最後には殴りたいやつを殴って(蹴って)終わるんだけど。

バトルについて

龍が如く6で一番ノレなかったのは実は結末でもなんでもなくバトルでして。「龍が如く極」のバトルが出来すぎていた、というのもあるとは思うんだけど。

龍が如く6 命の詩。 - PS4

龍が如く6 命の詩。 - PS4

龍が如く 極 新価格版 - PS4

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一番納得がいかなかったのは、サシで戦うボスよりも5体まとめてかかってくる雑魚のほうが強かったこと*1。やっぱりゲームというより龍が如くをやる以上喧嘩をするためにやっているわけで*2、その喧嘩がうまくできないというのはストレスだったなと。いやわたしが下手すぎるだけという説はある。
というわけで不安だったんですが、Judge Eyesは意外と(?)バトルもそのうち慣れて結構爽快になりました。ただ京浜同盟の虎牙派の雑魚は強いので専ら逃げてた。あいつらスーツ着てるのになんであんなに強いんだよ。
あと今回もバトルスタイルの切り替えができて、推奨としては多くの敵に囲まれているときは円舞、サシのときは一閃という切り替えなんだけど、途中から敵が堅くて円舞が役立たずに。後半ずっと一閃だった。なんのための切り替えだよ。これもわたしが下手なだけなのかもしれない。
ただHARDモードでも大量にとんかつ弁当と焼肉弁当とすし詰めを常にストックしておけば体力の限りぶん殴ってクリアできるのはいつもどおりなので、バトル下手でもHARD選んでも金で殴ればクリアできます。そういう戦い方しているとご存知のように後半の連戦がキツイですが。。。

サブクエストについて

今回サブクエストあんまりやっていません。言い訳をするとメインストーリーの先が気になりすぎてどんどん進めてしまった。なので強制サブクエストばかりやっていた気がする。お金は喧嘩ふっかけてくるやつを倒したり依頼を1個か2個こなしたら十分すぎるほどたまったのでどうでもよくなった。 プレミアムアドベンチャーを遊ぼうか、EX-HARDをやるか、そもそも他の積みゲーを消化するかです。。。

演者の演技について

そういえば明らかに気になる演技をしている人はいなかった。主人公は顔も声もキムタクなので本当にドラマ見ているみたいだったし、その他の俳優陣、声優陣も違和感がなかった。違和感が一切ないって結構すごいことな気がする。
今回フルボイスではないのでそのへんもテンポが崩れずよかった*3。そもそも声を出して喋るというのは日常生活ではあたり前だけれど、ゲームでもそのままやると結構テンポ悪く感じる。特に龍が如くはわりとゆっくり喋るキャラが多い*4ので、テンポが悪く感じることが多かった。今回声が出る台詞はストーリーの進行に関係のあるシーンだけだったのと、それでも急いでいるときは*5○ボタンで先送りできたのでちょうど良かったと思う。

その他

箇条書きで思ったことを書く。

  • 確かにハラハラしたけど、リーガル要素が濃いとはあまり思わなかった。法の裏をかいだりはしなかったし。正攻法とも言える。
  • ビームを出すのは結局やっていない*6しYouTubeに好きなだけあがっているだろうからそちらで
  • 尾行とかピッキングとかアドベンチャーの構成要素が多すぎてとにかくチュートリアル(というより第一章)が長く感じたので、時間のあるときに一気にプレイしないと身体がもたなそう
  • 強制サブクエストがあまりに多かった気がする。特に事件の全容がおぼろげにでも把握できるまで
  • 城崎さおりさんめっちゃかわいい(最重要)
  • たぶんだけど藤井真冬はスーツ着てる八神のほうが好きだと思う

まとめ

思っていたよりも面白かった。2018年のシメのゲームに選んでよかったと思っている。まだやっていない人はぜひやってみてください。あとネタキャプチャやネタ動画はわたしではなく5chやYouTubeをあさってください。個人的には「人妻系ヘルスで嬢が来るのを待っているキムタク」が一番おもしろかったです*7

でも途中からキムタクに違和感がなくなっていくのが一番不思議だった。プレイアブルキャラクターであっても、テレビの中の人はゲームの中の人としても十分に機能できるのかもしれない。

さて、最後になりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。

*1:個人の感想です。

*2:個人の感想です2。

*3:龍が如く6はフルボイスで街のモブに話しかけても声が出る。確かに力入っているなとは思うけれどそのせいで非常にテンポが悪いと感じる部分があった。

*4:今回のジャッジアイズだと東の間が長いなと思った。ひとりだったしそこまで頻繁に喋る人でもないからいいけど。

*5:ムービーシーンでない限り、だが。

*6:たぶんDLC?ネタキャプチャ取るためだけにお金払うのはちょっとなと思っている。

*7:嬢を待つのにはサービスを受ける以外の理由があるし、結局嬢は来ないのですが。。。