Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

大学生活をなんとなく振り返ってみる 〜B1編〜

誤操作でほとんど完成していた記事を消去してしまって心が折れかけた。 515 ひかるです。

今朝は土砂降りの雨の代償に秋の涼しさを提供してくれたけれど、 昼間になったら嘘のようにただの夏になっていて暑さが身に沁みた。 温度差が大きすぎるこの季節、 体調には気をつけないといけないと思いを新たにする。

さて、 もう夏の終わりだ。 いくら私の大学の夏休みが 9/30 までであっても、 夏の終わりはやはり 8/31 な気がするし、 9/1 から新生活な気がする。 実際は違うにしてもそんな気がする。
そんなわけで、 今日はこの夏をまとめようかと思ったのだが、 なんとなくそもそも大学生活を振り返りたくなった。 そこで、 これから3日かけて B1, B2, B3 と振り返ろうと思う。 ちょうどそれで 9/1 になり、 気分を改めて新しい月を迎えようって話。 正直に言えば更新するネタがないので、 3日分のネタを得るためにこの企画を始めることにした。

B1前期

学部 1 年生はなかなかどう語るのも難しい。 何もしていなかったというのは簡単だが、 本当に何もしていなかったのかと言われるとそういうわけでもない。
4月の時点で五月病に罹患した僕であったが、 五月病でサボった講義中に考えていたことは、 だいたい次のようなことだ。
  1. 大学ってこの程度の場所だったのか
  2. 金がない
くらいのものだ。19 歳で考えることのできる一番難しいことはこの程度のことだ。 1. については、 当時は僕はまだ大学は学校だと思っていたので大学を責めるのはお門違いだと気付くのはまだ先の話。 2. についても些末な問題に見えるが、 お金の重要性を認識(体感)するいい機会にはなったと思う。
2. については、 夏休みに古本屋でバイトを始めたことで、毎月の収入を得るまではずっと悩みの種だった。 金以外には悩むことがなかったのでまだマシだった気もする。
数学に関して言えば、 実はまだ全く勉強を始めていない。 講義で線形代数学という名の行列式の計算と連立方程式を解いたり、 ロピタルの定理使って極限求めたりした記憶が少しある。 あとは基本的な集合の取り扱いを学んだくらいか。(写像全単射、 濃度など) 対角線論法などを学んだ。 機会があって、 1年生向けの数学の講義みたいなものを受講してて、 そこで院生からその話を聞いた。 しかし、 講義形式と自分の不努力で、 自分で数学書を読む力は身につかなかったので、残念ながらのちのちに生かされることはあまりなかった。
Twitter を始めたのは実はこの時期である。

B1 後期

バイトを継続しつつ、 Twitterネトウヨ的言動を繰り返していた。 今なら言える、 ごめんなさい。ちなみに当時のアカウントはもう消去したので通常の方法では探し出すことはできないと思う。
勉強もせず、 ただの五月病ではなく慢性的五月病だと気付いた頃には普通の同級生よりも取得単位が圧倒的に少なくて、 4年間で卒業するために数学科に進学しようかなぁなんて思い始めていた。 (私の大学は2年生に進級するときに学科に所属する) 努力したくなかったのだと思う。 数学科に進学するかとなんとなく決め始めた頃になんとなく雪江明彦先生の群論入門(日本評論社)を図書館で借りてみたりした。 しかし数学書を一人で読む方法が分からず結局何も身につかずじまい。 複素解析をなんとなく勉強しようとセミナー(とはとうてい呼べるものではなかったが)を開いてみたが結局何も身につかずじまい、 というような感じだった。
数学以外では、 新書などでネトウヨ的豆知識を手に入れていた。 今は当時の蔵書はほとんど処分した(今の私には本当に無価値な本ばかり読んでいた)し、 もう何も覚えていない。 少なくとも自分の身に残るものはなかった。 しかしその時の時間があったからこそ今の自分があるような気がするし、 完全に無駄だったとも言いたくない気分だ。

春休み、 代数学のセミナーに参加しないかとお誘いを受けた。 『代数系入門』 (松坂和夫著、 岩波書店) でセミナーをしないかというものだった。 暇というのもあって参加することにしたのだが、 ここがやはり僕にとってはターニングポイントになったのだと思う。 初めて数学書を自分で読もうと努力した本だった。

今日はこの辺にしよう。
明日は B2 編を書きます。