とりあえず先にこれだけ, 「マッドマックスはいいぞ」
あらすじ
この映画にそんなものはいらない.
感想
圧巻の舞台
とりあえず最初の 15 分間くらい見てみてほしい. そうすると我々はまず「徹底された独裁政治による管理社会」に気づく. 「ウォーボーイズ」なる使い捨ての戦士, 戦士の栄養源に使われる女性, 独裁者の妾など. そしてその管理社会がスクリーンの中で完璧に作られているのに驚く. このシーンを全て撮るのにどれほどの時間がかかったか, どれほどのお金がかかったか. とにかく目の前に「イモータン・ジョー」が作った世界がある.
圧巻のカーアクション
やっていることは単なる追いかけっこである. しかしそれがなかなかどうして面白い. 追いかけっの理由も簡単だ, 最初は逃げるために, 最後は自由をつかむために. 管理から逃れ新たな世界を作るために, イモータン・ジョー率いる大軍と争うのである. そしてこのアクションシーンは前編を通して行われる上に, 最高に面白い. 筆舌に尽くしがたいので体感していただきたい.
一貫した "狂気"
誰しもが正気ではない, 戦争という狂気に身を投じていくマックスたち. 誰もが異常で, 誰もが純粋だ. この狂気を楽しんでほしい.
最後に
楽しいから見ろ, これ以上にこの映画を評する必要などない. 狂気を純粋に楽しめない人間は損だ.