Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

息切れ

緊張の糸がぷつんと音を立てて切れた。

今まで何を悩んでいたのか、何がここまで立ち止まらせていたのか、急にわからなくなった。こみ上げてきたのは乾いた笑いだけ。仕事中だから声をあげて笑うわけにはいかなかったけれど。

いろんなことを考えた。しかし、きっかけなんてふとした拍子に何の前触れもなくやってくるものだ。表面張力のギリギリまで注ぎ込まれていた水に、さらに1滴だけ加わった。その1滴がどんな些細なものであれ、そのときのわたしには十分だった。

複数の眼の前の課題、複数の中長期的な課題、将来の自分のあるべき姿とか、とにかく考えることが多すぎた。疲れた。疲れ果ててやっと答えを出すことができたのかもしれない。

もういいでしょう、これで終わりにしよう。

息切れしながら吐き出した言葉は、きっと意味を伝えられるものにはならない。今は寝て、起きてからまた言葉を紡ごう。