Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

ぬるくなったカモミールティー

マライアキャリーのようなクリスマスソングは苦手だ。宇多田ヒカルのようなクリスマスソングのほうがずっと好きだ。

そんなことを思いながら、back number のクリスマスソングがスマホから流れ始めた時、忘れていたことを思い出した。

慌ててキッチンに行くと、そこにはお湯をいれて20分もの間放置されたカモミールティーがあった。

お湯を入れたあとにタイマーもかけず、本を読んだり考え事をしたりしていると、気がついたら長時間放置してしまう。1 時間放置してしまい冷たくておいしくないのを我慢しながら飲んだこともある。

今日はぬるいくらいで済んだのでまだマシだ。

こういう日はたまにある。基本忘れないのだけど、油断すると忘れてしまう。忘れても自分しか困る人がいなくて、対策がとられることもない。

しかし、カモミールティーはおいしい。初めて飲んだのは 1 年ちょっと前のことだと思うのだけれど、すっかりハマってしまった。


今日はスーパーに買い物に行っている行き帰りの道で、愛とは何かについて考えていた。クリスマスのイルミネーションのもとで考えるには絶好のテーマである。

もちろんジョークではない。クリスマスとはキリスト教に由来する聖なる日である。僕はキリスト教には詳しくないが、愛がキーワードであることくらいは知っている。だから、クリスマスを祝うムードで愛について考えているのはごくごく自然なことだ。たぶん。

今年の僕のテーマは、人に優しくしようだった。愛を持って多くの人に接するようにしようという努力表明のつもりだった。

結論から言うと、あまり優しくしていない気がする。優しくするのは難しい。甘やかすのも厳しくするのも簡単だけれど、優しくするのはとても難しい、ということがわかった。

とはいえ、仕事では少しできたかなと思う部分もある。その集大成がこの間書いた記事だったりする

もちろん、できなかった部分も多い。僕がやったからどうにかなるわけでもないとは思うんだけど、自分にももっと影響力があればと思うこともある。

ところで、プライベートではほとんど優しくできていない。誰も彼もが利害関係者に見えて嫌になる時期があったりした。今はそこからは離れてちょっとフレッシュな気持ちになっている。


カモミールティーを飲みながらこの記事を書いた。

心が落ち着いていく。年末、自宅で開発(仕事)にばかりかまける日々だ。平和で、静かで、豊かな時間である。

クリスマスソングも止まった。今日も終わりの合図。僕もただ静かに寝る。

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