Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

愛している、この世界を

なんだかんだ、この世界のことが大好きだなと思っている。

いろんな側面がある。資本主義自由市場経済という切り取り方もあるし、アジャイルムーブメントという側面もあるし、Web2からWeb3へのパラダイムシフトという見方もある。いろんな考えがあって、いろんな人がいて、いろんな価値観が争っている。

それでも、なんだかんだこの世界は素晴らしいと思うし、僕はこの世界を愛したいと思う。


もちろんまだまだ問題だらけではある。権力は横暴だし、いつまでも集権と分散で揺れ動き続けるし、「自分たち」は「敵」を罵倒し続ける苦しい世界だ。

それでも愛おしい。完璧な世界なんて存在しない。完璧な人間なんて存在しないように。

そして僕もまた不完全な人間として生きている。時に間違いを犯しながら、あるいは何も影響力も行使できない弱い僕であり続けながら。世界は僕を受け入れているし、僕は世界を受け入れている。

あぁ世界は素晴らしい。


Mr.Children が歌った。世界は素晴らしいのだと。

CENTER OF UNIVERSE

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CIVILIAN が歌った。僕はこの世界を愛していると。

花よ花よ

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全てをひっくるめて愛したいと思う。

ウクライナがロシアから都市を奪還して、ウクライナ国民はお祭り騒ぎだったそうだ。

digital.asahi.com

もちろん、ウクライナ国民は多大な犠牲を払っている。日本人の志願兵も亡くなったらしい。

一方で同じようにロシア国民もまた、多大な犠牲を払っている。その事実はある。

戦いとは、争いとはそういうものである。良いとか悪いとか、正当化できるできないとかは置いておいて、どちらも犠牲を払う。それが戦争というものだ。

国民国家が、国家権力が、幻想を正当化し暴力を肯定することで生み出されるのが戦争だ。帝国主義も大東亜共栄圏も幻想の妄信の成れの果て。

その愚かさも愛したいと思う。

人間は愚かだ。いつまでもどこまでも愚かだ。その愚かさも含めて、すべてを愛したい。自分の愚かさを、他人の愚かさを、仲間の愚かさを、権力の愚かさを。

人類は愚かだ。だからこそ愛おしい。愛とやらが地球を救うなら早く救ってくれと言うが、愚かな人類は愚かすぎて十分に愛することさえできていない。

愛そう、全てを。結局、全ては愛なのではと、酔っ払った頭で思った。