Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

懐かしさにかまけて

最近過去のあれこれを思い出してノスタルジックな気持ちになることが多い。去年もそうだったんだけど、今年とはニュアンスが少し違う。

去年の自分はこう書いている。

ただ憂鬱なのが、新しい積み重ねが何もないせいか、自分自身の記憶が過去のものに集中していて、どんどん自分の人生が相対的に薄っぺらくなっている気がする。

憂鬱な4連休 - Diary over Finite Fields

未来に見るものが何もない。だから過去を見てため息をつくしかない、という日々が長かった。今の自分が過去の自分に押しつぶされていくんじゃないかという焦燥感があった。

でも色々とあって、時間も経って、今の僕はそこそこ前向きだ。同じことを思い出しても、前向きというかただ懐かしいという気持ちだけをもっていられる。強く心乱されることもなくなった。


そんなわけで、懐かしさついでに Mr.Children を聴いている。自分が過去を思い出すなら Mr.Children を聴くのが一番手っ取り早いからだ。

僕はSupermarket Fantasyの爽やかさに心を奪われ、SENSEの重厚さに思春期の悩みを投影して、東日本大震災が起きた後は「かぞえうた」を歌い、 (an imitation) Blood Orange で大学の入学を喜んだ。

あぁ我が青春の日々 - Diary over Finite Fields

相変わらずお気に入りは幸せのカテゴリーだ。何度聴いてもいい曲だと思う。

ついでに新しい曲も聴いてみている。去年の紅白歌合戦には Mr.Children が出ていて、Documentary Film という曲をやっていた。そのアルバムがいつの間にかサブスクで聴けるようになっていたので聴いている。なんだかんだいって良いと思う。

SOUNDTRACKS 通常盤 (CD / 32Pブックレット)

SOUNDTRACKS 通常盤 (CD / 32Pブックレット)

  • アーティスト:Mr.Children
  • トイズファクトリー
Amazon


常に懐かしさにかまけているだけじゃないんだけど、心にふっと湧いた郷愁を、ただ郷愁として受け入れて楽しめるくらいには穏やかな日々を過ごしている。

ついつい目の前のことに忙殺されてしまいそうになるし、実際それが理由でここのところはまともな発信活動ができていなかった。だけど龍が如く 7 もクリアして落ち着いたことだし、また技術記事書いたり、絵を描いたりしていきたいなと思う所存。