Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

あぁ我が青春の日々

6/11 の日曜日、ナゴヤドームのライブに行ってきた。Mr.Children の2017年全国ツアーの2日目だ。

僕は24歳だが、Mr.Childrenはデビュー25周年だったらしい。僕が中学生だったころくらいにHOMEというアルバムが出て、それをずーっと、ずーっと聞いていたのを覚えている。



僕はSupermarket Fantasyの爽やかさに心を奪われ、SENSEの重厚さに思春期の悩みを投影して、東日本大震災が起きた後は「かぞえうた」を歌い、 (an imitation) Blood Orange で大学の入学を喜んだ。

僕の青春といえば、ミスチルだったといっても過言ではない。

たいていの曲は知っている。Innocent World も名もなき詩も終わりなき旅も、ニシエヒガシエも Dance Dance Dance などのライブの定番曲も、「1999年、夏、沖縄」も、「こんな風にひどく蒸し暑い日」も「さよなら2001年」だって知っている。

僕にとってMr.Childrenはそれほどの存在だった。そう、過去形だ。

人は時に残酷なほどに変わってしまう。今の僕はもうMr.Childrenの曲を滅多に聞かない。iPhoneにもほとんど入れていない。

長い時間が経った。Mr.Childrenはかつてのように、あるいはそれ以上に精力的に活動しているが、僕が知っている音楽の種類も質も変わった。単純に色々な音楽を知ったし、僕の聴き方も変わった。

今の僕はとても「ミスチルのファン」とは言えないと思っている。ただ一時的に聞いていないだけじゃない、例えばもうミスチルが新しい曲を出してももう特に興味も示さないだろうからだ。

それくらいの気持ちなのだが、ライブに行って過去の曲を聞いていると、やっぱり僕の青春がそこにあった。

エソラ聞いて飛び跳ね、名もなき詩を合唱し、fanfareで大冒険をし、君が好きで甘酸っぱい恋を思い出し、掌で心を震わせる。

僕が生きてきた5、6年の思春期の思い出したくもない汚い感情も、曲に乗せて、歌声とともに吐き出して美化されて行く。

そして僕はまた、青春をそこに置いてきた。また、戻りたい時に戻ってこれるように。

きっといつでも、Mr.Childrenの曲は、僕を受け入れてくれるから。

HOME(通常盤)

HOME(通常盤)

SUPERMARKET FANTASY [初回限定盤:CD+DVD]

SUPERMARKET FANTASY [初回限定盤:CD+DVD]

SENSE

SENSE

[(an imitation) blood orange](通常盤)

[(an imitation) blood orange](通常盤)

REFLECTION{Drip}通常盤

REFLECTION{Drip}通常盤