Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

【宣言】『さよなら,愛しい人』を読む

突然読書をしようと思った.
復帰第一冊目は,『さよなら,愛しい人』(レイモンド・チャンドラー作・村上春樹訳,ハヤカワ文庫)にした.

なぜ読もうと思ったのかはよくわからないが,なぜ個々にこんな宣言をしているのかははっきりと分かる.宣言しないと最後まで読もうとしないからである.
いつの間にか,電車内で読書をする習慣がなくなった.最近は音楽も聞かず,ただただスマホを眺めていたり,ぼーっと何もしていなかったり,かわいいあの子や際どい格好したあの子を眺めているだけである.(半分は冗談である.)

そんなわけで,その習慣の復活を願い,とりあえす読書を始めることにしようと思った.読んだ記録はここにつけたり読書メーターにつけたりしようかと思っているが,どうなるだろう.

『さよなら,愛しい人』は,当時中学生であった私がネット上で親交のあった人に勧められた一冊である.内容はまだ読んでいないので知らない.しかし,彼は「これを楽しんでいない人は単純に人生を損している」と言ったことは5年以上たった今でも鮮明に覚えている.楽しみである.楽しみなのになぜ今まで読まなかったのかという話だが.

さて,最近は活字はあまり読んでいないのだが,マンガをこの前久しぶりに最初から最新刊まで読みなおした.『極黒のブリュンヒルデ』である.
このマンガ自体は私が古本屋でアルバイトをしていた時期に知り,人気があるという認識で居た.内容は知らないのだが,たまに表紙とタイトルだけで買いたくなるマンガがある.そしてだいたいそう思ったマンガは(僕にとっては)面白いことがほとんど(経験則)なので,購入した.今回もご多分に漏れず大当たりだった.

何を言ってもネタバレになる気がするし,作品の内容に関してネット上でとやかくいうことは好きじゃないのであまりコメントしないが,第1部であるところのヴァルキュリア編(1~10巻)はなかなか難しい話だったけれど,サイエンス,軽んじられる命,その他色々なテーマが混じっていてなかなか面白かった.10巻は久しぶりに本気で感動をするほどの内容だった.第二部がどうなっていくのか気になるところである.

そういえば,読まなくてはいけないマンガもたまっている.特に,『ひるなかの流星』はほとんど忘れかけている.連載自体は終わったらしい(定かではない)が,私は単行本でしか読んでいないので,楽しみだ.続刊は来月末発売だったと記憶している.
昨年は色々とあって,ストーリーの恋愛を消化する気持ちになんぞなれなかったのだが,今は大丈夫であろう.たぶん.

『さよなら,愛しい人』を読み終えたら,また更新しようと思う.