Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

FSFがリポジトリホスティングサイトを公開しようとしている話

最近英語のニュース(主としてIT、ソフトウェア、プログラミング関係)に触れることが多いので、人々は興味なさそうだけど僕は興味がある、というニュースがちらほらある。今日はそんな話をする。

FSF、Forgeサイトを2020年内に開設へ

mag.osdn.jp

www.phoronix.com

本家の声明記事はこれ。

www.fsf.org

現在の OSS 開発は非 OSS プラットフォームに依存している

昨今の OSS 開発は GitHub や GitLab1 のアカウントを作った人しか "事実上" 参加できなくなっている。「それでいいじゃないか?」と思われるかもしれないが、GitHub にも GitLab にも「利用規約に同意した」人しか使えないという制限がある2。GitHub や GitLab の利用規約に同意することができない人には "事実上" 開発や利用の参加を制限していることになる。

何を言っているのかわからない、という人もいるかもしれないが、実例を挙げるのはそれはそれでセンシティブなので挙げないでおく。

「俺達は GitHub で Cooooool な OSS を作ってるぜ!」とか言っていても、その発言は実は GitHub あるいは GitLab を利用していない/したくない/できない人たちを無視している宣言をしているわけだ。利用規約に同意できないなんて人はごく少数だと言われるかもしれないし、僕もきっとそう多くはないのではないかと思うが、サインアップもしていない以上規約に同意していない人を観測することは非常に難しいし、何よりそのごく少数をごく少数だからという理由で差別することが果たして倫理的に正しい態度だとは思えない。

また、米政府の要求によりGitHubはイラン、シリア、クリミアからの利用を制限することを余儀なくされている。実はちょっと大げさな表現をで、パブリックリポジトリの作成や OSS 開発自体への制限はされていない。しかし 政治的事情により機能制限がされている のは事実だ。この前例がある以上、米国と日本国の関係性がこじれれば、GitHub というサービスを日本で使えなくなる可能性は存在する。それは GitHub 社が望むか望まないかに関わらないからだ。

利便性 > 自由?

さて、ここまで述べた。いかにも筆者が OSS 開発はより開かれているプラットフォームにおいて行われるべきだと主張しそうな文章を書いた。でも正直なトコロ、そんなことは口が裂けても言えない。だって僕はソフトウェアを作ることで利益を得ている人の1人だ。結局僕も、人々も、開発者でさえも、「ソフトウェアが自由であること」にそこまでの価値を見出していないのだ。

そもそも、僕ははてなブログというサービスを使ってこの文章を書いている。はてなブログは当然営利企業の運営しているブログサービスで、ソースコードの公開さえなされていない。

みなさんがコミュニケーションをとっている Twitter/Facebook/Instagram/LINE その他SNSもほとんどは営利企業が運営している3。利用されているブラウザは Google Chrome が多いだろう。そのレンダリングエンジンの Blink などは OSS だが、Google Chrome 自体はそうではない。vscode は MIT ライセンスのもとで公開されている OSS であるが、 Visual Studio Code は(Microsoft のロゴなどが含まれる都合) OSS ではない。しかしそうしたことを日常的に区別している人が居るだろうか。ほとんどの人は興味がないだろうし、興味がある開発者でさえきっと少数派なように思う。

もちろん、一部の人は使うだろう。この世には GitHub にミラーリングこそされているが、実体は別の場所にホスティングされているリポジトリはたくさんある。例えば GCC、例えば unicorn などだ。なんなら Linux カーネルだってそうだ。こうした人は必要なら移行するかもしれない。

しかし、今 GitHub に十分満足している人が、GitHub がプロプライエタリであるからという理由で他のプラットフォームに移りたいと心から思うだろうか。それ以外の理由であっても、その選定先は FSF の Forge なるサイトだろうか。結局ほとんどの人は、理念や自由であることよりも、便利であることを望んでしまうのだ。倫理に訴えかけることは、あまりに無策だ。自由ソフトウェアであっても、利便性の高いものを作るしか道はないだろう。

終わりに

僕自身はこのプロジェクトに興味がある。これからも注目していきたいと思っているし、公開された場合にはサインアップもするだろう。

しかし同時に、GitHub/GitLab(/BitBucket)と同程度の認知を得るのは難しいのではないかと感じる。結局 OSS のユーザーはまず GitHub を確認するという習慣がついてしまった現代で、どれほどの存在感を発揮できうるだろう。

それも僕(1人のボランティアとして)の貢献度合いに依ると言われれば、それはそうなんだろうけどね。


  1. ここでは https://gitlab.com を念頭に置いている。とはいえ、オンプレ版でも有料版は存在するのでもはや GitLab とひと括りにした場合には自由ソフトウェアとはみなされないだろう。

  2. 僕は普通に同意している。

  3. Mastdon は違うが、他に例を思いつかない。

最近みているメディア、情報源

最近自分がなんのメディアを見ているのかを軽く書き出しておく。特に理由はない。

ツール

先に情報源をどこに集約しているのか、ということを書く。最近は情報源というと SNS (Twitter, Facebook, Instagram, LinkedIn etc...) が多いのだろうけど、僕は最近むしろ RSS Feed を購読している。リーダーアプリは feedly を使っている。 feedly を使う理由はないのだが、凝った使い方はしていないので feedly でよいという判断でもある。

feedly.com

ちなみに無料プランで、登録上限が100らしいのだけど現時点でまだ36登録しかしていない。余裕である。

ちなみに、 Twitter にリンクをシェアすると IFTTT が動いて Pocket にサイトが登録されるようになっている。検索は Pocket でやっている。

メディア

まずは各種メディア。日本語メイン。

日経クロステック

xtech.nikkei.com

有料会員登録していて、最近毎日アクセスしている気がする。有料会員記事で面白かったのは、例えばこれとか。

xtech.nikkei.com

技術的な話題も結構掘り下げて書いてあったり、最近だとDX関連の記事があったりしてよい。ただ下請けITベンダーをdisる記事多すぎない?とは思っている。

CodeZine

codezine.jp

本が出たとか、勉強会でこんな発表があったとか、たまに読んでいる。この記事が印象に残った、というのはないけど出た記事はだいたい悪くない(ハズレがない)印象。全部読んでいるわけじゃないけど。

Publickey

www.publickey1.jp

クラウドベンダー関連の記事を目にすることが多い。最近の記事だとリモートワークの機運が高まるなかで GitLab 社のリモートワークマニフェストを紹介しているのはうまいなと思った。

www.publickey1.jp

Bloomberg

www.bloomberg.co.jp

あんまり見てないけど。金融の人がまず毎日読んでいるメディアらしい。会社の人に教えてもらったので feedly 上で眺めてはいる。

Phoronix

www.phoronix.com

あんまりどういうメディアなのかよくわかっていないけど、低レイヤー関係の記事がよく出ているのでたまに見ている。知ったきっかけが GCC の Subversion から Git への移行完了記事。

www.phoronix.com

他にも Ubuntu 20.04 が Python 2 に依存しないために努力を続けているという記事とか、Subversion が 20 周年という記事とか。タイトルだけ眺めていても結構面白い。

Hacker News

メディアなのかはわからないけれど、ご存知 Hacker News

news.ycombinator.com

RSS よりも Hacker News の bot を Twitter でフォローしていて、そこ経由で記事を見ることが多い。

twitter.com

技術記事・質問サイト

StackOverflow

feedly で日本語版 Stackoverflow の全質問を購読している。そんなに流量が多くないのでなんとでもなる。英語版は Poetry のタグだけ購読している。

あんまり答えたり質問したりしないので、そんなに見ていない。

Qiita

  • Python
  • Django
  • Poetry

のみ購読している。ただフィードよりも最近 Qiita はタイムラインをよく見ている。

DEV Community

dev.to

ピックアップされた記事がたまに面白いので見ている。

BetterProgramming

medium.com

Medium でよくリコメンドされてくる。Medium の仕組みよくわかってないんだけど、note.com でいうマガジンみたいなものだと思っている。たまに頷いてしまう記事とかあって面白い。

Towards Data Science

towardsdatascience.com

データ分析関連について調べていると絶対に出てくるサイト。

個人ブログ

僕が興味がある人をフォローしている。公開するのは、なんというか恥ずかしいので書かないでおく。

最近は「誰かが書いた何か」よりも「この人が書いたなにか」のほうが信用できるなぁ、と思っているのでプラットフォーム内でも誰が書いたものなのかは意識して見ている、気がする。自分も何かいっこでいいから、そんな風に思われていると嬉しいけどまぁそんなことはない気もする。

おわりに

Google 検索が難しくなったと言うのは自分も同意なのだけど、情報源自体が減っているわけではなくて、探せば自分の求めているものや志向に合うものは得られると思う。むしろそうした意味で選択肢は増えている。ただ総量が増えすぎた感は否めない。

ちなみに僕の知っている人に侍エンジニア塾を迷わずクリックする人もいるし、侍エンジニア塾を検索対象から排除している人もいる。どちらが間違っているわけでもなく、どちらの人も受け入れるような検索エンジンが存在していないだけだと思う。

結局自分にとってよいものを検索エンジンが知っているわけではないのだから、自分がよいと思えるものを、自分なりにリストアップしていくほうがストレスなくインターネットできるんじゃないかと思う。結局本当に知りたければ、1次情報に当たるしか無いしね。1次情報がネット上にあるのか、足を運ばないといけないのか、人脈が必要なのか、わからないけれど。

こんなときに思うこと

新型コロナウイルスに関するニュースが世間を席巻しており、何をしていても誰と喋ってもその話題でもちきりだ。僕としてはストリーミングサービスで aiko が聴けるようになったことがとてもビックニュースだったけれど、おそらく世間的にはそうではないだろう。

www.itmedia.co.jp

それにともなって、企業がテレワーク(リモートワーク)を推奨しだしたり、この県で出たとか、小中高校の休校要請が出たりと騒がしい。

そんな状態だけれど、僕はあまりそうしたニュースに触れないようにしている。とはいえ、最近日経クロステックの有料会員になったりしていて、ニュースを読んでいないわけではない(むしろ毎日読んでいる)。

イベントを中止するなとか、ガタガタ騒ぐなとか言うつもりは全然ない。ただ、僕は独身成人男性なので騒ぐ要素が致命的にない。僕の母親が不安がってマスクを送りつけてきたけど、それくらい*1

世間がこうしたニュース一色になっていそうなときは、なるべくそれに関することを書かないようにしている。この記事は例外だけれど、普段のツイッターとかはあまり言及しない’。意図的にそうしている。他者への影響なぞあまり考えていないが、自分が気が滅入るのだ。人の怒り、人の不安、人の恐怖に触れるのはとても疲れることだ。ずっとそんな風にしていたら気が滅入る。

色々言及している人を騒ぎ過ぎだとは思わない。ただ僕は普通の生活をしているし、していきたい。普通の生活ができていて、ちょっと花粉症で目がかゆいだけの僕までもが、悪い方向に流されてしまうほうがよろしくないと思う。

小さい子どもやご高齢者の方々と一緒に暮らしている方々、イベント運営に携わる方々、生活がかかっている方々は大変だと思うし、そうした方が様々な視点から物事に言及しているのはとても自然なことだと思う。ただ、僕はそうした意見を見つつ、反応をしないようにしたい。僕はたぶんあなたには寄り添えない。電車にも乗るし*2、人とも会うし、仕事もする。もちろん自分の健康には気を使った上で。

大切なのは免疫力を高く保つこと、心身ともに。手を洗ってうがいをして、ストレスをためない、たっぷり寝る。そのためには、情報感度を一時的に下げることだったり、時には思考停止をすることさえも必要なことなんじゃないかな。

なんて、ガラにもなく思ったのでした。

*1:ちなみに花粉症だからという理由でマスクは一応付けてる。

*2:満員電車はさすがに避けるけど。

日本型雇用への妬み嫉み

日本独特の雇用制度というとおそらく多くの人が

  • 終身雇用
  • 年功序列型賃金

と言うと思う。ただ、個人的にはもうひとつ挙げたい。それがメンバーシップ型雇用だ。

先に結論を書くと、僕はメンバーシップ型雇用が嫌いだ。なぜ嫌いなのかと言うことをあとで書き並べるが、理屈なんて無くてただの感情の問題、音楽性違いでしかない。感情にもっともらしく文章をつけると理屈っぽくなるだけだ。あるいはこれはベンチャー企業にしか属したことがない自分のポジショントークだし、新卒一括採用の権利を行使しなかった妬み嫉みだ。

というわけでいろいろと書くけど、あまり真に受けないようにして欲しい。

メンバーシップ型雇用

メンバーシップ型雇用は、検索エンジンで調べればいくらでも謎のメディアが解説していると思うが、この記事でも簡単に説明しよう。すごいざっくり言うと「採用する人を決めて、あとで仕事を割り振る」という採用方法だ。一般に求職者は会社に入るまで自分がどんな内容の業務につくのか、どんな職種になるのかが内定が出た時点では決まっていない。

いわゆる日系企業の新卒一括採用はこの方式だ。内定を受諾した後に希望していた部署に配属されなかった、みたいな話はメンバーシップ型雇用だから起こるし、それ自体は問題視されない。会社と求職者の間の契約に、業務内容や配属先は含まれず、場合によっては会社の命令で住む場所まで指定されたりする1

対義語はジョブ型雇用だ。すなわち「空きがあるポジションに対して求人を出す」。会社が必要としている職種に合う人を探して採用する。専門職だとイメージがつきやすいだろう。例えば美容師を採用したい、と会社が考えた時には美容師の資格を持っていることが要件になるだろうし、美容師がする仕事はお客様の髪を切ったり、シャンプーやヘッドスパなどのサービスを提供したりといった内容のはずだ。こうした要件や業務内容ををまとめて明文化したのが「ジョブディスクリプション」であり、求職者はそれを読んで応募する。採用が決まった後で、ジョブディスクリプションと全く違う内容の業務に従事させたり、そこに書かれていない仕事をさせるのは問題になる2

補足

メンバーシップ型雇用は、終身雇用を前提にしている。つまり、会社がその雇用を保証する代わりに、どんな労働力として使われるかも含めて会社に委ねるという仕組みだ。転勤させられるかもしれないし、やりたくない職種をずっとやらされるかもしれない。ただ年功序列なので居続けると賃金は上がっていく。

嫌う理由

冒頭に述べたように、僕はメンバーシップ型雇用を嫌っている。理由をいくつか述べる。冒頭にも書いたけどこれはポジショントークであり、妬み嫉みである。

ちなみに「生産性を落とす」とか「デキる人に仕事が集中する」みたいな話は書かない。それもあると思うけど、実例を見たことはないので、あくまで外側から観測した僕の感想を書く。

終身雇用が前提の仕組みであること

自分の父親が実は転職を数回している。祖父は(父方も母方も)漁師だから雇われの身ではない。だからそもそも終身雇用なんて自分とは関係のない文化圏の話、おとぎ話だと思ってる。終身雇用で死ぬまで生きたモデルケースをただの1人も知らない。社会の教科書に終身雇用について書かれてたな、くらいで実感がまるでない。

だから新卒採用で会社になぜそこまで何もかも指示されなければならないのか、全く理解できない。頭では終身雇用というのは非常に大きな利であって、その代わりに様々な制限がなされるという理屈は理解できる。でも終身雇用で転職経験なしで生きた人を1人も知らないから、その利は全く理解できずにただ制限されている印象しかない。

極端なこという人は、今の大企業も定年のころには潰れていると言うかもしれない。ただ大企業には大企業になれただけの理由がやっぱりあるので、どんな大企業もつぶれているとはちょっと思えない。少なくともベンチャーのほうが頻繁に潰れている。だから終身雇用を当てにする就活もそこまで的外れではないんじゃないかなって思っている。だけど終身雇用で働きたいという意欲がまず無いから、メンバーシップ型雇用も受け入れがたい。

不平等であること

とにかく求職者側に不利な雇用方法だと思う。業務内容はわからない、働く場所さえもわからない、なんなら会社の都合で容赦なく変わるかもしれない。そんな状況でその組織に働くことだけが決まっている。

本来、労働契約とは対等なもののはずだ。むしろ資本主義黎明期の反省から、使用者は労働者と契約をする上で強い制限が課せられている。何もルールがなければ、使用者が圧倒的に有利なのが労働契約の場だ。最初から労働者は不利なのだから、労働者は労働契約の場の不平等さ、使用者の態度や振る舞いに敏感であるべきだ。

これは個人の感覚だけれども、僕はメンバーシップ雇用は求職者に対してとても不利であると感じる。会社が「今」確実に保証することはせいぜい賃金とか社会保険程度だ。なのに内定者には様々な制限が課されるし、職場や住居などの条件が確定する前に内定を受諾するかどうかを迫られる。

僕が受けているようなベンチャー企業の中途採用ではそこまで不公平さは感じない。提示された条件を受け入れるか受け入れないかだけだが、少なくともソフトウェアエンジニアとして採用されたがソフトウェアエンジニア以外の仕事をやる、ということは考えづらいし、住居などの調整は内定受諾前にできる3。そこに不公平さは感じない。

組織の窮屈さ

自分の人生は自分のものであって、会社のものではない。

僕は大学生になったときに、自分が自分でいられるということに感動した。それまでの僕はたとえば「〇〇中学校のひかるくん」であったし、「〇〇高校のひかるくん」であったわけだ。それが証拠にいつも制服を着させられていた。常に「なにかに帰属している」自分でなければならず、その集団が是とする規範に従わなければならなかったのだ。大学生になったときにその不自由から4解放された。さすがに法律に従う必要はあるが、髪が耳にかかって怒られるみたいな理不尽からは解放されたわけだ。

一方で、企業は自分たちの文化を新卒に押し付けてくる、まるで中学校や高校のように。メンバーシップ型雇用は自分を労働力としてみるのでなく組織の一員として見てくる。こう振る舞うのが善であると他所では通用しない規範を押し付けてくる。アホくさ。大学生になりやっとその窮屈さから解放されたのに、なぜもう一度あの窮屈な暮らしに戻らなければならないのか。

個人の自由が侵害されること

仕事を選ぶことは会社を選ぶことでは決して無い、というのが僕の考えだ。どんな会社で働いていたとしても、業務内容が違えばそれは違う職業だ。経理と総務が同じ職業なわけないだろう。

仕事を選ぶ権利は労働力市場において重要だと思う。にもかかわらず、メンバーシップ型雇用はその権利を個人から剥奪する。合法ではあるのかもしれないが、会社に自分の求める自由を侵害させるような生き方を、僕は選ばない。

まとまらないまとめ

いつも思っていることを書いた。いくつかは大学時代から思っていたことで、いくつかは会社員になってから思うようになったことだ。書いているうちにメンバーシップ型雇用に文句言っているのか終身雇用に文句言っているのかわからなくなったけど、表裏一体だから仕方ないねということでお茶を濁しておく。

僕は新卒一括採用の場に居たことがない。ただ観測範囲内では"どの会社に入れたか"でマウントとっている人が居た。あまりにも価値観が違いすぎて話にならなかった。例えトヨタ自動車に入れたとしても、経理とか人事担当なら僕はやりたくないぞ。

ちなみに大学の事務員とかも定期的に配属が変わる。どうやら癒着とかが起きないよう定期的に異動させられるらしいのだが、異動はプロパーだけなので10年同じ現場にいる派遣の人のほうがそこにいるどのプロパーよりも詳しいみたいなわけわからん自体が起きていた。大学時代は意味がわからなかったけど、会社にもそういう場所があるようなので、そういうもんらしい。

だらだらと書いたけど、本当に言いたいことはひとつだけ。「気持ち悪い」。

僕は自分の権利とか自分が自由であり続けられるかについてすごく重視していて、もっと敏感でありたいと思っている。その原則は僕の人生は僕のものだからだ。親のものでも会社のものでもない。だから、自分の人生を(僕が思う)必要以上に売り渡すような行為がとても気持ち悪いと感じる。

もっと自分の人生を大切にしたいよな。


  1. その場合家賃補助が出るとか、会社が借りた部屋に入居するケースが多いと思う。

  2. とはいえ日本の会社でそこまで厳密に運用できている例を寡聞にして僕は知らない。

  3. というかしなければならない。

  4. そもそもそこが不自由で窮屈であると実感したのは、大学生になってからだったが。

英語の勉強ってどうしていたっけなあ

大学時代はそんなに真面目に勉強していなかったのだけど、高校時代はそこそこ(?)勉強していたつもりなので、いわゆる受験勉強ってやつにはそれなりに取り組んだ。こう見えても真面目だったのだ。たぶん。

ところで、最近自分の英語力のなさに困っている。会話ができないとかリスニングができないのもあるけど、何より書けないのが実害を伴って困っている。こうして雑に日本語を書いているのに、これが英語になると比較的文法的な厳密さを必要としないはずの GitHub の Issue Tracker に投稿するのでもめちゃくちゃ時間がかかる。

でもなんとなく(本当になんとなく)英語の記事とか書きたい*1し、英語の勉強をしなきゃなぁと思ったんだ。だけどそもそも、かつて英語の勉強をどうやってしていたんだろうかと思った。

そこで大学入試のことを久しぶりに思い出そうとしたんだけど、あんまり思い出せない。

なんか当時は受験勉強のサイトとかを読んでいて、その人の方法論を参考にしていた気がする。とりあえず「知らない」と思った単語は単語カードに書いて、何度も何度もチェックしていた。単語カードは3種類に分かれていて、

  • 覚えていないものがRED(リングにかけておく)
  • 覚えかけのものをGREEN(箱1)
  • 覚えたものがBLUE(箱2)

とかそんな感じ。REDは常に持ち歩いて、覚えてきたなと思ったらGREENにうつす。GREENの箱に入っているやつは週末に覚えたかどうかテストする。GREENのテストで覚えたやつはBLUEに行き、覚えてなかったら(忘れてたら)REDに戻す。

説明したはいいけど、気持ち悪いことやってんなおい。受験勉強だからできたんだろう。

さて、大人になって英語を勉強しようと思ったとき、ぶっちゃけ何をどう勉強すればいいのかよくわからない。自分の目的としては英作文ができればいいのだけど、添削を受ける機会もないし、そもそもカンペキな文章が求められることはない。僕が英語を書く場所は(今の所)英語を母語とする人ばかりではないからだ。そういう人が多いだろうけど。

で自分に何が足りないのかと言うと、これまたよくわからない。強いて言うなら「慢性的に」足りていない気がする。そもそもまず忍耐力がない。最近Google翻訳に頼りがち。

いわゆる入試に出る英単語みたいな、そんなのを学ぶ必要は流石にないと思っているし、あと英文法クイズみたいなのもそこまで苦手ではない(と思っている)。TOEIC や TOEFL の勉強をするのもなんか違うし。

意外と手っ取り早いのは「とりあえず語彙力をつける」ことと「英英辞典をひきまくる」ことかなとか思ったんだけど、あまりに漠然としているので評価が難しい。

別に受験生ではないけど『英文解釈教室』とか、『基礎英文問題精講』みたいな参考書をやるというのも一つの手。昔お金とか時間の都合でそこまでできなかったしね。知らないことがいっぱいあるなら、やる価値はあるだろう。

う〜ん、英語の勉強ってどうしていたっけなぁ。そしてどうすればいいんだろうなぁ。

英文解釈教室〈新装版〉

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  • 作者:伊藤 和夫
  • 出版社/メーカー: 研究社
  • 発売日: 2017/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

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  • 作者:西 きょうじ
  • 出版社/メーカー: 代々木ライブラリー
  • 発売日: 1993/09/01
  • メディア: 単行本

基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

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  • 作者:桑原 信淑,杉野 隆
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2008/12/01
  • メディア: 単行本

*1:主にプログラミングTipsになるだろう

生きるって面倒くさい

最近ショックを受けたのが、とうとう自分が Twitter でフォローしている人が「上級国民」なる言葉を使っているのを見たことだ。

そんなことでいちいちショック受けていたら生きづらくてしょうがない世の中ではある。だけど、どうにも納得行かないというか、モヤモヤした気持ちが残っていて、「何がこんな言葉を生んだんだろうなぁ」などと思いながら本屋を歩いていたら、そのものズバリなタイトルの本があったので買った。

www.shogakukan.co.jp

無鉄砲な選択と、裏支えする幸福

この本の良し悪しはどうでもいい。ただ少なくともそこまで論理的な本ではない。

読んでいて思ったのは自分はあまりにも幸運すぎるなということだ。僕が大学受験にのめり込んだのは、勉強が一番ラクだったからだ。言い換えると、勉強以外の全てがしんどかった。もう二度と高校生はやりたくないのだけど、その理由は勉強ではない。受験勉強が一番簡単だった。

僕が大学に入った年は民主党政権の後期で、日本経済は停滞しきっていた。就職難で内定が出ないと嘆いている人が大勢いた。でも3年くらい経つと、いつの間にか「就職なんて簡単だよ」って空気になっていた。

僕自身は数学を学んだり、プログラミングを学んだりしたけど、当時はまだ年収がどうとか一切考えていなかった。ただ自分が興味を持ったこととか、比較的良い成績が取れそうな科目を選択しただけ。「普通の企業に普通に就職できる気がしない」とは思っていたから、大企業を避けてスタートアップに就職した。もちろんこの出会いも偶然。

とにかく運が良かった。何から何まで。

たまたまノリで選んだ道が、なぜだか世間の潮流と合致してしまい、僕はこうしてなんとか生きていけている。ただ同じことができるのかとか、この幸運がどれほど続くのかとか、いろいろと不透明なことだらけだ。下手に過去を積み重ねてきてしまったからこそ、未来が恐ろしくなる。自分がいまそれなりに健全に生きているのは偶然でしかないと思うと怖くなる。

生きる

何が言いたいわけでもないんだけど、自分の人生を下支えしているものがとても薄っぺらいもののような気がしてならない。今生きているのはたまたまで、明日一歩踏み出せば落とし穴にでも落ちるんじゃないかって恐怖が常にある。しかもこの国にはちゃんとしたセーフティネットがないしね。

未来、つまりはわからないものを怖がっていてもしょうがないんだけど、そんな想像をせずにはも居られないし。

あ〜あ、生きるって面倒くさいよなぁ。

半月の夜なら


あいみょん - 満月の夜なら 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

長い1日だった。

朝突然の来訪者にインターフォンで叩き起こされ、そのまま眠気眼で銀座に向かってイベントに参加した*1。その後夕方にあいみょんのライブに行った。

そんな何でもない一日。何でもない一日をどれほどぶりにすごしていただろう。

好きなものに囲まれて幸せとか、やりたいことができて幸せとか、とにかく最近焦って、もがいて、別に何もつかめなくてっていう毎日を繰り返していて。虎視眈々と契機を狙っているようで、自分はどこか醒めた目で見ていて。何か考えているようで、何も考えていない。そんな毎日、そんな人生。

もっと平和に生きたいな。

もっと、ふつうに生きたいな。

*1:決して真面目な参加者ではなかった。反省している。