Diary over Finite Fields

515ひかるが書き溜めたメモとコラムと雑記

もしも女性として生まれていたら...

まえおき

もし、女性として生まれていたら、自分は今の職業についただろうか。あるいは、同じ高校、大学に進学していただろうか。同じ専門分野を選んでいただろうか。そんなことを考えていた。

残念ながら、僕は同じ親、同じ家庭環境、同じ小中学校に通ったとしても、今の経歴を選ぶという自信は持てなかった。そう感じる理由のひとつに母親の存在がある。

母親の言動

僕の母はたまに「女は」あるいは「男は」という言い方をする。その言葉がどのような内容であれ、僕はその主語を使われた途端に聞く気を失くす。

母親は昔からよく言っていた。「女の子なのになんで浪人するの? 男ならまだわからんでもないけど」、「男なんだから、就職だけはちゃんとしなさい。女ならまだしも」など。世代もあるかもしれないし、母親の価値観だけがおかしいと主張する気はない。しかし、中学生の頃くらいから漠然と感じていた違和感が、今ははっきりとした不快感に変わった。

なぜ性別で自分の進路選択良し悪しが変わるのか。もしも僕が女性だったら、いまの大学への進学に反対したのだろうか。

きっと悪気はないのだろうし、僕も母親をそこまで嫌っているわけでもないし、むしろ良くしてくれていると思う。だが、この点はどうにも好きになれないし、きっと死ぬまでわかりあえないだろうと思う。

性別と成績

あらかじめ書いておくが、データはない。自分の周囲から観測したことと知り合いから聞いたこと、その印象だけで書く。印象なので説得力はない。

学校の男女比

中学時代までは、賢いと言われている人の多くは女子が多かった。少なくとも僕の中学校で、僕の学年ではそうだった。しかし、高校に進学するといわゆる賢いやつは男子が占めていた*1し、他の高校でも進学率が高い高校のほうが男ばかりだというふうに聞いた。大学に入るとさらに男女比の偏りを感じ、男子だらけになった。

成績の伸び方? 下がり方?

小学生くらいのときに、まぁまぁ偉い立場の先生が「女子のほうが成長が早い。男子のほうがあとで伸びる」といった。そう言っていたと思う。

僕はある時期まではそれが正しいと思い込んでいて、実際に僕は高校時代のほうが中学時代より成績はよかったからだ。しかし、いまの僕には逆に感じられる。男が伸びる理由の説明にはなっていないけれど、姿形も具体的には見えない「誰か」が女子の成績を下げているんじゃないか、と今の僕は考えている。

そして、氷山の一角のごくごく一部が僕の母親なんじゃないかと思う。さらには、僕も一員かもしれない。

性別関係なく生きたい

男性の前でだけは学歴を隠したり、わざと賢くないフリをする女性*2が存在するらしい*3。つまり「成績が悪い女性」に"需要"があるので、それを"供給"する方向に動いているわけだ。

なんというか、ナンセンスな話だなと思う。本来なら性別に関係なく、自分の生き方を追求するべきだと思うのだが。

一方で、自分が女性だったらばきっとプログラマという職も、数学という学問も、努力して入った大学も、理系という道も、敢えて通った遠い高校も選ばなかったかもしれない。そう思うと、性別が経歴に与えている影響というのは、あまりにも大きすぎるように思う。

できることなら、今後小さくなっていってくれることを願う。

ちなみに、僕もいま自分が男性であることで少し窮屈な思いをしている。詳細はきっと後日公開する。

*1:文系でも理系でも。

*2:騙される男がバカだなぁと思うが。。。

*3:ここ数年、私的な場での異性との交友をほぼ断っているので色々と憶測や伝聞の域を出ない。