Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

こんなどこか寂しい夜

こんな夜

外に出てなんとなく空を見上げたら、この前見た位置とは違う場所にオリオン座があった。地球は今日も自転しているのだと当たり前のことをあえて考える。冬のほうが星がきれいに見えるんだよって昔コナンくんに教わった気がするけど理由がよく思い出せない。

夜中にお腹が空くと不便なもので、わざわざ食料を外に買いに行かないといけない。本当は晩御飯の残り物とか、少し余っている材料とかで済ませたいのだけれど、そもそも自炊をしていないのだから仕方がない。夜中の商品管理とかをしているコンビニの店員さんに迷惑をかけるのも申し訳ないなと思いながら、しかし空腹には勝てずパンを買いに行く。

夜。

片側2車線の大通りも息を潜め、普段は聞こえない自動販売機の稼働音が聞こえてくるような空間。誰もいないのに律儀に信号は赤と青の光を発していた。

小銭入れ

昨日、いや日付は変わっているので正確には一昨日になるが、小銭入れを買った。

革製品の小銭入れでそんなに高いものではなかったが、5,000円はした。とても小さい。同じところにおいてあったカバンは2万2千円くらいしたから、たぶんいいものなんだと思う。

なんで買ったのかというと、これがとても言いたくなくて、でも言いたい。でもやっぱり言いたくないので曖昧にごまかすことにする。この小銭入れというか、革製品が似合うような人間になっていけたらいいななんて漠然と思ったからだ。見た瞬間に、なんとなくそう思ったのだ。

僕が見てきた大人のひとりが、こんな形の小銭入れを使っていたというだけなんだけど。

とりあえず使い始めたがまだ不慣れなのであまり便利には感じられていない。革もまだまだ硬い。お互い歩み寄っていかないといけないようだ。僕もまだ若い。

メガネ、髪型、容姿

メガネを変えた。たぶんあまり見た目は変わっていない。というのも、自分がひとりでメガネを買いに行くとサンプルのメガネには度が入っていないせいで鏡にうつる自分がよく見えないという致命的なバグがある。だからいつも似たような形のメガネを買ってしまう。

今回こそは、そう時間の経たないうちにメガネをもうひとつ買おうと思っている。これは前買い替えたときも思ったのだが、当時は本当にお金がなくて無理だった。今回はなんとかしたい。

髪も切った。毎回「髪長いな」と思うまで切らないのだが、もう少し頻繁に切ってもいい気がしてきた。伸びるのが早い体質みたいだし、なにより髪の量が多いとそれだけで髪型が固定されるように僕の頭はなっているらしい。いうて夏ではないのでそんなに短くしてもらったわけでもないのだが。

あまり自分の容姿を気にしたことなどなかったのだが、少しお金をかけようかと思い始めた(整形とかをしたいわけではない)。しかし、思っただけで実行には移さず終わりそう。

ウォッカ

アトミック・ブロンドの話はした気がする。ウォッカが近所の酒屋で売っていたので買った。合わせてストレートで飲むようにチューリップグラスも買った*1

シロック 40度 700ml

シロック 40度 700ml

おいしい。本当に水みたいなので、酒を飲むと言うより喉が乾いたら飲んでいる*2

ということで、ウォッカが家にある生活はいい。

帰還

そんなことを考えていると、コンビニから家に戻ってきた。あんぱんと蒸しパンを買った。

あんぱんを食べながら、僕は考える。明日はあれとこれとそれと。。。そう、現実。

こんな星がきれいな夜くらい、仕事も、不満も俗世間も、辛さも悲しさも忘れて、静かに過ごしたい。

家への帰還は現実への帰還の合図。だとするならここに書いている諸々は、この2日、3日で見た夢だったのかもしれない。休日の儚きことなりな。

こんな夜は、涙見せずに、また会えると言ってほしい*3

今は真夏でもなんでもないけれど、今夜はいつもより、会いたい人に会いたい夜。

*1:違う日に買ったけど。

*2:さすがに仕事前とかには飲まない。

*3:真夏の果実 -- サザンオールスターズ