Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

桜はキレイだ、キレイすぎる

桜の時期になった。そろそろ終わるが。

桜を見ていると、最初のうちはキレイなのだがだんだんと心がざわついて来る。キレイすぎて、まぶしすぎて。

人間誰しも欠点があるものだし、欠点が見当たらないと探したくなる気持ちはわからないではない。僕はそういった行為は下品だと思っているのでやらないが、やっている人がいるのは下品な自分を認めているかその行為を下品だと認識していないのだろう。

花もキレイなだけでない、キレイな花にも何らかの形で欠点があったりするものだ。そしてそれもまた愛らしいものだ。だが、桜にはそれがない。

派手でいて、咲き誇り主役にもなることができる。一方で景色の一部として溶け込むこともできる。欠点がない。

いつからか桜を直視できなくなった。眺めていると、吸い込まれそうな、気が狂いそうな気がして来る。目を背けたくなる。

満開の桜の木の写真を撮ってみた。てきとうに撮ったのに美しい。その美しさは、時に目に毒だ。