Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

宇多田ヒカルがアルバムを出すらしい

宇多田ヒカルの音楽はかなり好きだ.

だから今回もアルバムを買おうと思う. 最近さすがの僕もシングル CD を欲しいと思うことはほぼないが, アルバムは未だに CD で欲しくなる. どうせ家で積まれるだけなのだけど, それでも欲しくなる.

Fantôme

Fantôme

  • アーティスト:宇多田ヒカル
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: CD


思えば, 宇多田ヒカルのことをいつ知ったのか, いつから聴くようになったのか, あまり定かでない.

もともとは僕は Mr.Children が好きだったのだけど, 今はあまり聞かなくなってしまった. たぶん「だいたい同じような曲調」に飽きたんだと思う. 昔は詩しか聞いていなかったのでむしろ音楽を聞けていなかったというのが正しいかもしれない.

大人になると(?), 主張と説明を過ぎない作品を好むようになった. その転換期がだいたい大学 2 - 3年生くらいだと思うので, それまでは子どもだったので宇多田ヒカルのことはよくわかっていないと思う. もう覚えていないけれど.

宇多田ヒカルといえば, 思い出す曲はいろいろあれど, 意外と「これが好き」というのはないかもしれない. たしかに, 僕は 3 曲くらいおすすめ教えてよとか言われたら,

  • Letters
  • Can't Wait 'Till Christmas
  • 誰かの願いが叶うころ

とかいって教えると思う*1が, しかし例えば 3 曲で宇多田ヒカルの魅力をコンプリートできるとかというと甚だ疑問だ. 「だいたいこういう歌手」というのがない. 少なくとも僕には思いつかない.

例えばこの世にはロック歌手としか言いようがない人が居る. いくらバラードを歌っていても, その人の代表曲はロックだったりする.

でも宇多田ヒカルに関してはよくわからない. Flavor Of Life のようなバラードを歌っていても, Traveling のような Hiphop なのかなんなのかジャンルを僕が判定できない曲を歌っていても, 何をどう歌っていても宇多田ヒカルでしかないように思う.

特に, 宇多田ヒカルが本人のものでない曲を歌っていると感じる. Live DVD の 「Wild Life」 で, 「自分の曲ではないほうが, より歌手っぽく歌える気がする」などとコメントしているのだが*2, なんとなく気分はわかる. 最初から「宇多田ヒカルの曲」という色がついていなくても, 宇多田ヒカルが歌うと「宇多田ヒカルの曲」になる気がするのだ.

WILD LIFE [DVD]

WILD LIFE [DVD]

  • 出版社/メーカー: EMI Records Japan
  • 発売日: 2011/04/20
  • メディア: DVD

僕は歌手「宇多田ヒカル」が好きで, 宇多田ヒカルが歌う曲が好きだ*3. これからも, お金を払うことくらいしかできないけれどひっそりと応援したい.

ちなみに, 今日が数年ぶりのテレビ出演のようです. 桜流しを披露するとか.

これからの宇多田ヒカルに期待して, 今日は酒飲んで寝る.

*1:ちなみに Can't Wait 'Til Christmas は個人的には猛プッシュしたい曲なので, 気になった人はチェックしてみてください.

*2:うろ覚えだが大きく意図に反してはいないと思う.

*3:ちなみに同じことは椎名林檎にも言える.