Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

コラム

「自分の言葉」を書かない人

こんな人って本当に居るんだな、って話。 僕はこのブログなり、他の場所なり、文章を書くときには自分の言葉で書くことを重視している。この記事も特に参考にするものはなく、テキストエディタだけ開いて書いている。知識系やコマンドを書くときは調べたりコ…

芸術について

僕にも表現をしたいことはたくさんあったはずだが、結局芸術にはあまり向かわなかったように思う。楽器もできるものはないし、絵も描かない、写真も動画も撮らない。映画は観るけどiPhoneで30秒の動画を撮ったことさえもない。 ブログに小説を書いてみたこと…

学習の習慣

習慣 かつては僕も学生だった。勤勉だったかはともかく、どんな日であっても 1 日に 5 分は机に向かったものだ。それが短すぎると言われるかもしれないが、日曜だろうがお盆だろうが正月だろうがなんだろうが 5 分は机に向かっていたという意味である。その…

通勤しながら思う

機械っぽい人 そのシーンはどちらかというと何でもないシーンなのだが、妙に印象に残っているシーンがある。東野圭吾の『容疑者Xの献身』で、ホームレスを見ながら草薙が「彼らは時計のように正確に生きている」と呟く。そしてそれに石神が「人間は時計から…

何もしない日

お知らせ 今日もまた当たり前のことを書いていこうと思うが、その前に少しだけお知らせを書く。 はてなブログ Pro に再登録した。今回は 2 年間だ。2 年後もブログやっているかは知らないが、深くは考えずに登録をした。広告とキーワードリンク、フッタ−の非…

やりたいことを仕事にする必要はない

おそらく本人も善意で言っているのだろうけど、「やりたいことを仕事にしよう」という言葉を聞いたことがある。それを聞いたのは昨年の 4 月頃にさして興味はなかったが就職活動関連の話を聞きにいったときだ。その際に、言われたのが次のような言葉であった…

人から必要とされたい思ってる人は必要とされない

会ったことがないだろうか、「他人に必要とされたいんだ」と言っている人に。その言葉が何よりも彼らが必要とされない理由だと思う。 多くの場合、人は他人のためよりも自分のためのほうが頑張れるものだ。「俺は仕事で人のために一生懸命やってるぞ」とか思…

都合のいい真実

今はポスト・真実(ポスト・トゥルース)の時代と呼ばれているらしい。事実とは全く異なるデマがはびこり、そうしたデマをもとに活動する人が多く、「真実」とは異なる何かを発信してもついてくる人が居ることを評してそう表現されるのだと思っている。つまり…

君が好きだった僕は死にました

表題のフレーズはこの記事を書く数年前に思いついたことだ。具体的に何年前かは言わないが、いつしか「誰かを好きで居る僕」が保てなくなっていて、「その人を好きではない僕」が形成されていった。その時に「あぁ、あのときの僕は死んだのか」と感じた。な…

卑下を否定するという時間の無駄

タイトルのとおりである。余計なことを言うなと言いたい。 「まだ若いんだから」、で済ませればいいのに「まだ若いんだから。あたしはもう若くないけど」というので、「いえいえ、そんなことないですよ」と返す必要が生じる。 時間の無駄である。その一言が…

正確に話したからといって正確に伝わるとは限らない

当たり前のことをタイトルにした。 コミュニケーションは難しいとか、コミュ力がどうのこうのという。そもそも前提として相手に正しく伝える気があるのかという文章もこの世には存在する*1。 コミュニケーションとは、互いに伝え合う、分かり合う気があって…

想像力でものを語る

想像力ってなんだろうかとよく考える。なぜ考えるのかというと、最近想像力が足りない人によく出会うからである。 僕は「三ヶ月後の自分が見ても文脈が分かるように記述をする」ように努力している。このブログも例外ではないので、未来の自分は想定読者の筆…

女性向けコンテンツを男性が楽しむことについて思うこと

この文章は、三ヶ月ほど前に書いたものを編集、加筆、修正したものです。 混乱のないように最初に書いておこう。筆者は男性である。身体的にも、精神的にも。 女性向けとか女性を意識したコンテンツというのは確実に存在している。漫画だと少女漫画とかレデ…

いつかは僕も本を読めなくなる

年をとると集中力がなくなるという。本も映画も見えなくてワイドショーしか見えなくなるのだとTwitterで言っている人がいた。 私の親族に読書家と呼べそうな人はいない。僕は僕の家族の中ではかなり本を読むほうだが、それでも最近めっきり読まなくなった。…

女性は働きたかったのだろうか

この手の話をするときには毎回注意しているが、まず私は精神的にも身体的にも男性である。主語がでかい文章を書くが十分に自覚しておりなるべく配慮するのでご容赦いただきたい。私は往々にして読者の「あなた」を想定していないので安心していただきたい。 …

守らなければ守れない伝統には価値など感じない

守らなければ守れない伝統がある。伝統があること以外に強調できることがない伝統のことだ。例えば廃業寸前の職人技や伝統工芸品なんかはそのうちのひとつだろう。今は家にテレビはないのだけれど、テレビなんかでよく言うのが「後継ぎがいない」とか「歳で…

わかりやすさの押し付け

「わかりやすい」という表現がよくある。資料の日本語を添削して「このほうがわかりやすいだろう」などと表現する。そもそもわかりやすさなどというものはかなり主観的なもので、ある程度共通したわかりやすさやは存在するだろうが、前提知識などによりわか…

社会人という言葉を使わないようにしている

わたしは昨年の12月に会社員になった。そのことが決まった時に言われた。 「これで社会人の仲間入りだね」 と。 社会人というのはどういう人だろうか。なんとなく「働いている人」という印象を受けるが、では働いていなければ社会に属していないのかと言われ…

発言からバイアスを取り除き吟味するのが本当に面倒

会社員になってから一番イヤなことはこれである。 発言には様々なバイアスがかかっている。ポジション、人間関係、感情、性別、年齢、経験、思い込みなどなど。何かをインプットし、何かしらのバイアスがかかってその人から生じた発言を僕というフィルターを…

たいていのキーワードでググると上の方に出てくるWordpressのサイト見飽きた

いまどきブログなんて流行らない。もう当たり前になってしまった。 わからないことをググると、管理人が誰なのかは知らないけれどだいたい似たような見た目でだいたい似たような文体で何がしかを平易に解説している明らかにWordpressを使っているサイトによ…

いままで無自覚だったが、最近頭を使っていない

自分で思考・判断する機会が減っている。組織というのはそういうもので、上からの指示を仰ぐことと自分で考えることのバランスをとらないといけない。多くの場合、社会人*11年目の僕には何の権力もないので、自分のことさえも自分で決められないことは往々に…

やる気がない話

久しぶりに更新をしたくなった。 最近自分には全くやる気がないなと感心することが多い。やる気があるふりをする努力を多少しているが、どれほどごまかせているのかは僕にはわからない。当たり前だ、僕は僕をごまかすことはできない(必要もない)。 こういう…